ポリフォニック・リーディングの持つ可能性に圧倒されました!
おはようございます。なかなか朝3時起きに戻れない青せんです。
夏休みが終わってまた子どもたちに会えるのが、わくわくしています。この辺は特殊能力だって言われますが、月曜日がいやになったり、夏休み明けがいやになることはないんですよね。。。
さて、先日の講座で学んできた「ポリフォニックリーディング」について、今日は書こうと思います。
この中で井谷先生が教えてくださった「ポリフォニック・リーディング」がこの日のナンバー1でした。
上條先生が日頃から話しているとおり「ナンバー1を掘り下げていくことの価値」を感じているので、今日はそれについて考えていきたいと思います。
ポリフォニック・リーディングって?
井谷さんの言葉をそのまま載せさせていただきます。
「ポリフォニック」とは、「様々な音や声が響いている」という意味があります。ポリフォニック群読では、一人ひとりの こえ や読み方、作品の解釈などの「違い」を大事にします。十人十色の個性が集まることで、何が起きるのか、何が生まれるのか、皆さんも一緒に、実戦を楽しみたいと思います。
基本方針がこちら。
ポリフォニック・リーディング(即興音読)がかなり衝撃的だった。一人ひとりの違いを大事にして、十人十色の個性が集まり、違いを大切にする群読だ。①一人ひとりが読みたいように読む②読みたくないときは読まなくてよい③自分が大事だと思うことを大事に#即興リフレクション体験会
— ao-sen (@aosenn) August 20, 2017
この基本方針が全体を包む安心感のベースになっていると感じました。そのときの参加者の感情はまちまち、だから②の「読みたくないときは読まなくていい」ってチャレンジバイチョイスでかなり助かるな。
全体の流れ
- チェックイン
- 小さな朗読会
- わたしの一節
- スロー・イン
- 即興群読
- ふりかえり
まどみちおさんの詩「よかったなあ」を読む。①自分の好きなところを紹介しながら読む。②代表で教師が読む中で好きなように、自分が選んだところを読む。どのタイミングで読んでもいい。③教師の読みをなくす。どこから読み始めてもいい。どこで終わるかも参加者に委ねられる。
— ao-sen (@aosenn) August 20, 2017
tweetから考えると、①が3のわたしの一節。②が4のスロー・イン。③が5の即興群読に当たります。
まどみちおさんの詩はこちら。合唱にもなっているんだ!!
http://www.fureai.or.jp/~m-mura/yokattanaa.html
やってみて、感じたこと
僕は一言で言うと即興群読がもつ芸術性の高さに惹かれました。
僕はできあがったみんなの作品に参加していると、次々と文字がと言葉が浮かび上がる映像が思い出され、そこに高い芸術性を見いだせた。本当にすごい!の一言。群読って完成品だという思い込みがあり、それを壊されたことが素晴らしかった。#即興リフレクション体験会
— ao-sen (@aosenn) August 20, 2017
僕は視覚優位の人なんで、イメージでわいてくると高い芸術性を感じます。今回は参加者としてこの群読を聞いていて、僕の頭の中には、「文字が映像化され音読の言葉とともに浮かび上がってくる」…TVの効果とかであるような、そんなイメージがわいてきたんですよね。
また、途中までは最後の群読では、頭で考えていた。「あの言葉が来たらこう入ってやろう」と思っていた。
でも途中からそう考えるのもやになって、音に耳を澄ませて、読みたいなと思った言葉を読む…に変わったんですね。
「理性的」だったのが「体感的・即興的」に変わった。
その変化が僕はなんかすごく面白くて、好きでした。
教室での実践を考えると…
教室で群読というと、一つの完成品を目指しできあがっているものをたくさん練習し、本番はミスしないように読むことが求められる。それはそれでいい作品なんだけど、このポリフォニック・リーディングは、即興的で、即時的、発表当日参加者も楽しめるっていう点が新鮮。#即興リフレクション体験会
— ao-sen (@aosenn) August 20, 2017
僕が群読や音読に惹かれなかったのがこれ。発表しようとすると、何度も何度も練習をし「ミスなく行うことが第一」になってしまうから。その過程でいやになってしまう子もいただろうなぁ。。。
そこで生まれる読む人の感情は「緊張」や「安堵」なんですよね。そこに違和感を感じていました。
即興群読は安心感はないものの、当事者が本番も楽しめること。読む人が楽しめる音読発表ってすてきじゃないですか!
そこに大きな可能性を感じました。
2分の1成人式ではこのような群読をやりました。この群読も保護者は心を打たれ、涙を流していたいい群読だったと思います。
これに代わる…とはいえないけれど、授業参観でこの群読発表してみたいなぁと思いました。
まとめ
教えていただいたひこ(井谷さん)には感謝しても感謝しきれません。ひこのたたずまいや話し方はぼくのファシリテーターとしての理想に近いものがありました。こういう先生だったら、みんなも安心して場に委ねられるよな。
安心感を作ること、「ひこ」が今日ふるまってくれた在り方をイメージとして持ちながら、ぼくは進んでいこうと思います。
それではよい一日を!