ポリフォニック・リーディング2回目、子どもたちの力ってすごい!!
国語「からたちの花」にて、ポリフォニック・リーディング2回目を行いました。
二回目のポリフォニックリーディングは、教師のベースさえもなくしてしまう取り組み。
それぞれの読みを大事にしながら自分のタイミングで入っていくというのは、子どもたちにとっては少し難しいものなのかと思っていましたが、楽しみながら入っていく様子がありました。
いくつかのアドバイスはしました。
「一人ひとりの読みの違いを大切にすること、それって強弱や速度にも表現されるんじゃないかな…」
「お互いの声も聞こう、響き合わせるよ。」
ここでもアドバイスは不要かもしれなかったのですが、同じように読んでしまったことや、自分の言葉に注目しすぎている子がいたので、このようにしました。
9人ずつのグループで全部で4回の発表だったのですが、僕自身も初だったこともあり、どういうアドバイスを送ったらいいかは1回ずつ探っていった感じです。
さらにジャーナルでは、いろいろな考え方をしていたところも驚かされました。
即興群読とても楽しかったです。ほかの人と合わせるととってもきれいに聞こえるし、「からたちのそばで泣いたよ。」の後に、「白い白い花が咲いたよ」を読むと、からたちの花はとても優しくて、花を咲かせてなぐさめている…とても優しい文章になるなど、思いもよらない、予測できない群読でした。
他の人を見てて、「ただ一人ひとりが好きなように読んでいるのに、どうしてすごくよいように聞こえるのだろう」…と思いました。
次は、他の詩でも試したいし、音読もお母さんにベースをやってもらって私の好きなようにやってみたいと思いました。
偶然できた文章に新たな意味を付け足す…
その完成の豊かさにびっくりさせられました。あぁ、子どもたちの力ってすごい!
読む子どもたちもその都度楽しめる群読…ポリフォニック・リーディング、やってみてはいかがでしょうか。ぼくは授業参観にやれたらなぁと思います。