夏の7冊目「子どもが読書に夢中になる魔法の授業」国語の授業が変わります!
おはようございます。昨日は親友と一日ダラダラ過ごす日でした。夏休みと冬休みにこういう日を設けています。ゲームとかしまくり(笑)これをすることで半年分くらいのゲームをしちゃってる感覚で、普段はスマホも含めて、全くゲームはしません。僕にとって大切な日なんだな。
さて、読書7冊目です。
素晴らしい一冊でした。結論から言うと、作者はリーディングワークショップの実践者でしょう。
リーディング・ワークショップ?「読む」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ《ワークショップで学ぶ》)
- 作者: ルーシー・カルキンズ,吉田新一郎・小坂敦子
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2010/07/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: プロジェクト・ワークショップ
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2014/04/18
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僕にとってはこの教え方と出会えたことは、世界がひっくり返るような衝撃でした。それ以降、学校事情とも上手く付き合いながら、授業に取り入れています。また今年も夏以降、やっていこうと思っています。
年間40冊の本を読む、というのが私のクラス(小学6年生)の目標です。多すぎるように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。読むのが好きな子も、苦手な子も、みんな1年間に40冊の本を読みます。自主的にもっとたくさん読む子もいるくらいです。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
大人がやるべきことは、子どもの情報源になってあげること。教壇に立って知識を垂れ流すのではなく、彼らが学びやすいようにうまく導いていくことです。 文章を理解するために必要なのは、大人の説明ではありません。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
大人がいくら話をしても、退屈するだけ。自分たちで考え、行動する楽しさこそが、子どもの心を動かすのです。 それ以来、新しいクラスの最初の授業では、まず本棚を見てみんなの好きな本を探してもらうことにしました。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
初日から当たり前のように本を選ばせ、当たり前のように読んでもらう。それが私のやり方です。「読まない」という選択肢は、最初から考慮に入れません。 大人の先入観や期待値は、子どもの心に大きく影響するからです。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
40冊と言う目標を示した実践者は初めてだったので驚きましたが、ジャンルも指定してあるなど幅が広がっていきそうです。取り入れてみようっと。
子どもたちの読書傾向は、大きく次の3つのタイプに分類できます。 1 伸びざかり読書家 2 眠れる読書家 3 こっそり読書家#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
著名な教育学者のブライアン・カンバーンは、子どもたちの読書教育を長年研究するなかで、ある結論にたどりつきました。彼によると、子どもたちの学びを促進するためには、次の7つのポイントが大切だといいます。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❶豊富な出会い さまざまな本に出会えるチャンスをつくり、毎日本が読める環境を与えてあげましょう。 日々の会話でも、自然に本の話ができるとベストです。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❷実用的な説明 読解力をやしなうためには、読み方の基本を教えてあげることも大事です。だらだらと詰め込むのではなく、的をしぼって実際の小説などを例にして説明するといいでしょう。子どもたちが必要とするスキルを見極め、実用的な説明を心がけましょう #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❸適切な期待値 子どもたちは、大人の期待に合わせて成長するものです。ちょっと高めの目標を設定し、彼らがそれを実現できると信じましょう。 「どうせできないだろう」という気持ちでいると、子どもはそれを敏感に感じとります。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❹主体的な選択 大人がすべて決めるのではなく、子どもたちにも選ぶチャンスを与えましょう。 私たちのクラスでは、年間40冊という目標だけ決めてやり、何を読むかは子どもたちに決めさせています。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❺実践練習 読み方の説明をしたら、それを練習する時間をたっぷりつくりましょう。 日々読んでいる本のなかで実践練習ができれば、習ったことが強く記憶に残ります #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❻失敗できる自由 何かを身につけるためには、失敗することが不可欠です。 安心して失敗できる雰囲気をつくりましょう。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❼フィードバック 子どもは、大人からのフィードバックを必要としています。こまめに話をして、彼らのがんばりをほめてあげましょう。 読む努力をたたえ、適切な助言を与え、上達をきちんと評価してあげましょう。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
そして、さらにもうひとつ。子どもたちの自発的な読書をうながす7つのポイントを支えるために大切なのが、「エンゲージメント」(思い入れの強さ)です。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❶やりがいを感じる やらされる作業ではなく、自分にとってやりがいのあることだと感じているでしょうか。「楽しい」「ためになる」などの価値を伝えてあげましょう。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❷「できる」と思う 過去の失敗から、苦手意識を持っていないでしょうか。「できる」と思えるように、成功体験を与えてあげましょう。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❸プレッシャーから自由に 失敗して怒られるのではないか、読むペースが遅くて罰を受けるのではないか。そういった不安から解放してあげましょう。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
❹信頼できるロールモデル 大人がロールモデルとして、読書を楽しんでいるでしょうか。口先だけで「読書は大事」と言ってみても、子どもたちは信用しません。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
これらの視点は進めていく上で重要になります。ふむふむ。
そうしなければ、誰も彼らに読書の時間など用意してくれませんから。 私の授業はいつも、自由な読書からはじまります。学年の最初のころは、15分だけ。まずは少しずつ、読書に慣れてもらうのが狙いです。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
読書は、授業のおまけではありません。 読書こそが、授業の中心。私はいつも、子どもたちにそう伝えています。 はじめはほとんどの子が、気乗りしないまま読んでいます。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
読書教育の有名な研究者であるスティーブン・クラッシェン博士は、著書『読書はパワー』のなかで、自由な読書の重要性を明らかにしました。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
40年にわたって子どもたちの国語教育を研究した結果、どんな勉強法よりも、自分で自由に本を読むことのほうが効果的であることがわかったのです。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
自分で自由に読むことに僕ら教師のやっていることは勝てないんですよ。重点研でいくらどんな指導法を研究したところで、自由読書に勝るものはない。僕もそう思います。
昔ながらの国語教育では、学習ドリルや単語テスト、文法練習などをやらせるのが一般的だと思います。ところがそうしたやり方は、ほとんど効果がないどころか、むしろ害になると彼は述べています。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
「自由に読む」という最高の勉強を邪魔してしまうからです。 簡単な本でもいいから、自由にたくさん読む。それによって読解力が上がり、語彙が増え、つづりや文法を含めた全体的な文章能力がアップするのです。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
一般にはちょっとした小テストをやったりクイズのようなものをとり入れたりしていると思います。でも私の場合は、読書をウォームアップにしています。子どもたちはチャイムが鳴ると、席について読書にふけります。ざわついていた教室がすぐに静まり返ります。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
いまでは習慣になっているので、私が教室に入っていくころには、みんなすっかり読書に夢中です。 これで読解力も文章力もアップするのですから、どんな小テストやクイズよりもずっといい選択肢ではないでしょうか?#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
授業にどう組み込むかの視点を得られますね。
根拠もなく疑ってしまったことを反省し、それからはおしゃべりしている子がいると、そっと歩み寄って耳をすますことにしました。子どもを疑ってかかる人は、子どもに信用してもらえません。まず子どもを信じる気持ちから、おたがいの信頼関係は生まれるのです。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
教師にとって、子どもたちの自主性にまかせるのは勇気のいることです。 上から命令して管理するほうがずっと安心です。子どもたちにまかせるなんて、なんだか教師としての仕事をサボっているような気さえしてきます。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
そうした不安をとりのぞくためには、思いきって「教えること」の意味を考え直す必要がありそうです。子どもたちにとって、そして自分にとって、教えるとはどういうことなのでしょうか。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
信じきれていないことはワークショップの授業をやる上で弊害となります。ここが一番陥りやすい。
それぞれのジャンルごとに目標の冊数を指定しますが、40冊のうち9冊はどのジャンルから選んでもかまいません。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
長大なファンタジーが好きなのに、何百ページもある本を40冊も読むのは大変すぎます。 そこで私は、350ページ以上の本は2冊としてカウントする、という新しいルールをつくりました。そうすれば、ぶあつい本にも抵抗なく手が出せます。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
たとえペースが遅くても、頭ごなしに叱るべきではありません。叱られて本が読みたくなる人はどこにもいませんから。たとえ最終目標にたどりつけなくても、その子なりに大きく成長しているはず。できたことをほめてあげたほうがずっと効果的です。#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
冊数のこと、分厚い本は1冊で2冊分…なるほど!
私たちが使っているノートは、フォンタス氏とピネル氏の考案した読書ノート(※2)にいくらか手を加えたもの。図やリストを貼りつけてつくった、オリジナルのノートです。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
細部にこだわり、登場人物の言動を詳しく分析することは、文章を理解するひとつの方法ではあります。ただし、全体としてのテーマや印象は、いくら分解しても見えてきません。読むことから得られる喜びも、そこにはありません。 #子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
リチャード・アリントンは従来の授業の弊害を30年も前に指摘しました。読み書きを教えるはずなのに、文章を読ませない授業。彼はシンプルに、こう問いかけます。 「読む練習もさせないで、どうやって上達しろというんだ?」#子どもが読書に夢中になる魔法の授業
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月4日
この本から学んだこと
- 自由読書がいかに大切か、そのための環境整備に教師は力を入れるべき
- 1年間に40冊と言う目標設定
- 教えることの意味を捉え直し、子どもを信じること
アクションプラン
- 音読カードを音読書カードとして、読書記録を書くプリントを作成する
- ジャンルに関することも含め、国語の年間単元計画をする
- 読書家の時間を再読→9月以降の計画を立てる
中身が濃い一冊、ぜひ先生たちには読んでほしいですね。読書家の時間やリーディングワークショップを読む前にこちらを読むことをお勧めします!
夏の読書は次のような本を読んでいます。