学びの「つながり」をどうデザインするか
「つながり」をどうデザインするかが僕の真骨頂と信じて疑わない青せんです。
重点研においての「つながり」
面白いのは算数の授業研で、カリキュラムマネジメントが進んでいると言うこと。
— ao-sen (@aosenn) 2017年12月2日
2回連続算数と特活の連携授業。こういう取り組みを推進委員長が中心となって進めているところが、うちの学校のすごいところ。
毎回の提案がすごく楽しみ。ぼくにとってはこういう構想が今までなかったから、どんどん試してみたい…そんな授業がたくさんあります。
算数の統計の学習に、6年生が「1年生の名前をどれくらい覚えているか」が題材になっていたり、5年生のグラフの見方に、中休みの外遊びの状況が題材として取り入れたり…
本当に面白いなぁと思う。
この間の授業では、国語がそれに混ざり、算数の授業の中で討論会が行われていた。こういうことが進むと、時間数の削減、そして習熟の充実につながる。いい研究している…うちの学校!って思いました。
夏に読んだこの一冊は、カリキュラムマネジメントを考えるのに最適。
昨年度の取り組みより。
今年の総合でのつながり
クラスの総合では「食」テーマとなっています。
WFP協会の方を訪問したところからスタート。世界中の飢餓の現状を知るとともに、日本の食品ロスのことについてもそこで知ることができました。
帰ってきてからは、「どんなことを学びたい?」
でたくさんの対話から学びを広げていきました。
そこから発想は広がっていき…4つのグループで学んでいます。
- 食グループ…家庭科、給食など、理想的な食事や、世界の食のバランスについて学んでいる。
- WFPグループ…今回つながったWFP(国連世界食糧計画)の取り組みについて細かく学んでいます。
- 支援グループ…自分たちのできる支援について考え、みんなで食に関する意識を高めようと学ぶグループ
- 社会グループ…社会で学んできた農業、漁業、食糧自給率などに興味を持ち、探求するグループ
そんな中で印象に残るのは、いろいろな教科とつながりながら学んでいる子どもたちの生き生きとする姿です。
社会科の教科書や資料集、図書館から借りてきた資料をにらめっこしながら、3・4人が対話している姿、国語の教科書「表やグラフを利用して書こう」を見ながら、自分が発表する原稿に取り組んでいる姿…どれもすごく自然でよく学んでいます。
インタビューを計画し、調理員さんへインタビューに行ったり、家庭科の先生に協力を求めたり、学校に野菜を届けに来ている農家の方へインタビューをしたり…
教科だけではなくいろいろな人とつながりながら学ぶことができています。
国語では、一度書いた資料を活用して書くことをもう一度総合で書くことで、スムーズに原稿をまとめることができています。
どの学習もつながる…そういうつながりこそが子どもたちの学びを加速度的に高めていく。。。
昨日のジャーナルでは「あなたが考える理想の時間割は?」で書いてもらったんですが、結構「総合」を書いている子が多かったです。
娘の学びにおいてのつながり
五歳の娘は国旗にハマっている。
— ao-sen (@aosenn) 2017年12月2日
お風呂で覚える世界地図を買ってきたら、楽しげにヨーロッバの国の名前は全て覚えた!
きっかけは運動会の国旗づくりで、パナマをつくったこと。
そこから風呂場の世界地図で、自分の興味とつながった。
この商品を買ってみたんですね。
娘がはまっている国旗、覚える速度が早い!とりあえず二人でヨーロッパ制覇。
5歳児が「リヒテンシュタイン」とか言っている姿はちょっと面白いです。
幼少期の学びで大切なのは、親がこういうつながりをつくってあげること。興味関心に応じて、周りの世界とのつながりをデザインすること。
— ao-sen (@aosenn) 2017年12月2日
それで子どもは勝手に伸びていく。
ネットが発達して、もう子どもでも学びは自分で手に入る時代。子どもんときに自分の学びの広がる感覚を身につけてほしい!
つながりをどう創るか、娘の学びについても奏だと思っています。高い習い事をさせる必要はないんです。自分の興味関心について世界を広げていける感覚を養うことが大切です。
何も世界中の国旗と国を覚える必要はない、ただ「こうすれば覚えることができるんだ」とか「私は覚えられたんだ」っていう感覚はすごく大切な気がします。
つながりを創るというのが先生としての大きな役割だと僕は確信しています。これからも今以上に「学びのつながり」はデザインし続けます!