僕が幼少期の学びに大切だと思うこと
おはようございます。
今日は幼少期の学び方についてです。僕が考えていることは…
娘のお風呂での楽しい暗記から考えました!
娘、とうとうヨーロッパ45カ国の国旗を覚える!
昨日のお風呂では次女がうとうと入る中、長女が喜び爆発。10日目にしてヨーロッパ45カ国の国旗を完璧に全て覚えました。
ここで書いたときは実は45カ国一気に言えたわけではなかったので、まさしく昨日が完全制覇。めちゃくちゃ喜んでいました。
運動会の旗作りからはまった国旗。
最初はまぁ、あと2年ぐらいかけて、言えるようになったら面白いな…ぐらいでした。
でも娘がはまるはまる。そして難しい国旗もすらすら暗記する姿に驚かされました。5歳の頭の柔軟性、びっくりです。
え? 国旗を覚えてなんの意味があるのって?
なんも意味はありません(笑)
でも、この時期は「何を覚えた」よりも「できた」という実感を伴った体験をすることが学びにとって重要な気がします。
娘がついにヨーロッパの国45カ国を制覇!
— ao-sen (@aosenn) 2017年12月5日
その喜びようったらこっちも嬉しくなっちゃうほど。
自分で始めたお風呂で暗記。10日ぐらいで45カ国全部覚えた!
「何を覚えたか」はどうでも良くて、「できた!」ことへの手応えがこの時期の学びには必要な気がする。
「できた」自分に手応えをつかむこと。それが後々の学びに大きな意味をもつんじゃないかと思っています。
低学年の児童は「あんなことできる!」「こんなことやれる」を日々口にしています。多くの子に認めてもらいたがっています。
自分の中に「こうしたらできる」っていう手応えとそういう経験を増やしてくことが、高学年でも学びの柔軟性につながるんです。
そんな娘の覚え方
これが非常に興味深い。
そして娘がどうやって覚えているかというとこれがまた興味深い。
— ao-sen (@aosenn) 2017年12月5日
僕の提案で、一日4カ国ずつ覚えて、「最初から全て言う」形式で進めていったんだけど、
①ひたすら繰り返す
②僕と交互に言い合う
③踊りをつける
④しりとりしちゃう
などバリエーションに富んでいた。
①はぶつぶつぶつぶつ繰り返すこと。そして1回言えても、嬉しいらしくどんどん自分から繰り返しちゃう。その意欲、脱帽です。
②は「パパ、順番に言おう!」と誘いを受けます。順番に言うと確かに頭の使い方が違います。言うだけではなく聞くも入り、覚えるのにもいいかも。
③です。娘が覚えにくかった国に「モルドバ」「モンテネグロ」がありました。なんか、アクセントを変えたり、踊り付きで覚えることで、乗り切っていました。
④については覚えた国を、ママとしりとりしていました。こういう工夫も素敵!
ただひたすら同じ感じ書いている子に、こういう感覚があったことを思い出して欲しいなぁ。
低学年指導の経験から
僕は1年生を2回担任しています。そしてまだ2年生は1度もやらせてもらっていません。その少ない2回の1年生担任の経験から学んだことは…
1年生は「繰り返すのが大好き」ということ。
何回も(この何回もというのは、僕らの想像を遙かに超えた回数)繰り返す中で楽しく、そしてできる自分に手応えを覚えます。
5歳から8歳ぐらいは、「繰り返すことがとにかく好き!」
— ao-sen (@aosenn) 2017年12月5日
何度も何度もやることが自信になるし楽しい!
そうやって学んでいる。
繰り返しやったことは、見てもらったり聞いてもらえるとさらに嬉しい。そこを先生との1対1じゃなくて、友達同士で見せ合えるといいよね。
だから授業の中で、「自分で繰り返し練習する時間」「友達と5回やってみよう!」なんてのもたくさん入れていました。こうすると子どもたちって格段と笑顔になります。なんでしょうね、ただの繰り返しなのに、むちゃくちゃ笑っちゃう感じ。
こういう体験を低学年のうちにたくさん積み重ねておくこと…それが学びへの手応えになって中学年以降にあらわれてきます。
まとめ 繰り返して学びに手応えをつかむ
4歳から8歳ぐらいまでの学びは、「繰り返して自分の学びに手応えをつかむ」こと。ぜひ低学年担任の先生には、いつも以上に繰り返して学ばせてあげてください。子どもたちのいい表情が見えると思いますよ!
それでは良い一日を!