その学習は作業?思考?
おはようございます!体調が戻ってきた青せんです。ちなみに漢方勉強中。漢方はすごくいいですね。。。身体を温めて身体の中から治す。非常に大切なことです。
さて、今日は「作業」と「思考」について
学習において必要な「作業」。しかしながら、そこに「思考」を伴えるかが、学力に関係しているんじゃないか…っていつも思うんですよ。
子どもが学習する際に、「作業」しているのか、「思考」しているのかをよく考えるように伝えた。
— ao-sen (@aosenn) 2017年11月8日
同じ漢字練習でも何も考えずに同じ字を一行書いているのが「作業」、意味を調べながら違う熟語を書いているのが「思考」だろうか。
いかに「思考」を増やしていくか…結構重要。
同じ漢字練習でも、
「あー1行、同じように書いているな。」
って子と、
「ちゃんと考えて書いているな、意味も記入しているし…」
って子と、
漢字テストをやってみると結果が全く違うんですよね。
ただ書く「作業」と、工夫して意味を考えて書く「思考」とでは、学習の成果として大きな違いが出てきます。
例えばテストが帰ってきて、隣の子に「ちょっと写させて!」が「作業」。
— ao-sen (@aosenn) 2017年11月8日
自分で考えて答えを出すのが「思考」。
目的が違うから、同じ直しをしていても次は同じミスをしないし、考えて答えることができる。
後期のはじめぐらいになるとその差が結果になって表れてくる。
テスト直しの時もそう。
「テストを直すことが目的」の子は、隣の子のを見て写す。そこには思考が全くない「作業」です。ここでも「思考」する子は、一度何が間違いかを考えてきます。時間はかかってもちゃんと後から出してくる。だから同じ間違いをしなくなる。
これも積み重ねると、違いとなって出てくる。
「作業」の子は、授業中に自分の考えを書かないことが多い。書けない場合もあるのだが、「考える」が日常化していないので、なかなか難しい。答えを聞いて書くを繰り返すことで、記述式のテストも空欄が多い。
この現状ってどうやって変えていけば良いだろうか?
一斉授業は「作業」が生まれやすい。もちろんいい授業は「思考」を伴うが、多くの子を置き去りにして、置き去りにされた子は「作業」に走る。
— ao-sen (@aosenn) 2017年11月8日
「思考」を促すには、一人ひとりのペースに合わせて授業をしなくてはいけない。前提が違う。
少しでも「思考」を促すように、学びの個別化をはかりたい。
「学習の個別化」。今年度は算数も少人数制だし、学年の絡みもあってなかなか実施できていないが、確実に「思考」するようになるには、学習進度が一人ひとり違うことは大きな意味をもつ。
一人ひとり違うって本当に難しい上に、ミニレッスンは何にするか、ガイドレッスンはどうするかがよく悩むが、自分で進むことで「思考」する場がたくさん生まれ、子どもたちは飛躍的に伸びていく。
そして自分の学びに「責任」を持ち出すようになる。
他にも「作業」を「思考」に変えるようにするためには、何ができるだろうか。。。
考え続けていきたい。
それでは良い一日を!