ぼくの原体験②「続けること」
おはようございます。今日は自分の原体験をご紹介!
原体験って、「自分が生きる上で大切になっている、自分自身の大きな体験」のこと。
今回は「続けること」がテーマです。
「続けること」をクラスでも、自分自身も非常に大切にしています。
今年度、ここまで続けていること
- 朝の早起き
- ヨガ、筋トレの習慣
- 毎日数枚のファンレターを子ども、保護者に送ること
- 振り返りをエピソード記述で書くこと
- このブログ!1年は毎日更新
いろいろ挙げることができます。
それもこれも「続けること」 の価値を自分がわかっているから続けられるのです。
さて、これは自分自身のどんな体験が元になっているのでしょう。
子どもの時、親と一緒に続けられたこと
実は僕は全く続かない人間だったのです。
特に小学生の時、ひどかったですね。
チャレンジ、習い事、早起き、ゲームをやめる習慣…
どれもこれも「3日もいかない坊主」状態でした。
何をやるにも続かない。母親にもそれについてたくさんの小言を言われましたね。よく泣いていました。今でも覚えています。
そんな僕に続くことはあるのか…と思っていましたが、無理矢理やらされたもの、言い換えると「親が一緒にやってくれたもの」は続いていきました。
その中の一つが、「夜のランニング」です。
毎晩、うちの親が僕と一緒に2㎞の距離をランニングしてくれました。本当に毎日です。でも自然と苦じゃなかった。親と話しながらだったし、黙々と取り組むことは、僕の性に合っていたのかもしれません。
雨の日以外は続きました。
そして僕の学校にはマラソン大会があったのです。5㎞ぐらいだったと思います。学校全員が走るマラソン大会です。
小5のマラソン大会
小学校5年生の時、冬にマラソン大会がありました。学区には、大きな信号も無く、のほほんとした地域だったので、信号の前等危険な箇所に、地域の方や先生方が立ってマラソンの大会が開催されました。
僕の学年には、すっっっごく速い男の子の友達がいました。
野球チームのチームメイトのYくんです。Yくんは本当に速く、いつも学年でぶっちぎり優勝、ちなみに野球もすごく上手かったです。
5年生のマラソン大会が始まりました。僕はこのとき目標を決めました。それは、「Yくんに、ゴールまでついて行く」という目標です。
「Yくんに勝って優勝する」じゃなくて「ついていく」としたのが、可愛いですね(笑)。小学生なりの自分のポジションの分析と、自分への自信のなさが表れています。
ちなみにそれまでの僕はというと、学年で10番以内に入ったことはなく、いつも20、30番台でした。
始まった瞬間、ピタッとYくんの後ろにつき走って行きます。すごくつらかったのを覚えています。ただ、Yくんに離されることなく走れる自分にもそのときに気がつきました。
「お、いける!」
雲の上の存在だったYくんの真後ろにつけながら、とうとう学校近くの交差点まで来ました。
しかし僅差でYくんは交差点に入り、黄色信号で渡ります。ぼくはその信号でストップしてしまいました。ちょっとした足止めを食らった形です。
後ろからも友達が来る中、遠くなっていくYくんの背中。。。。
信号が変わった途端、最後の猛ダッシュをしました。
Yくんの背中に追いつけるのを信じて…
結局、
最後までYくんには追いつけませんでした。しかしながら、僕は初めて学年2位に入ることができました。
とっても嬉しかったのは今でも覚えています。
ふりかえってみると…
そのとき、どうして学年2位になれたか、振り返ってみました。するとやっぱり毎晩のランニングのおかげだと素直に思えたのです。
親に感謝するとともに、「自分もやればできる!」
そう思ったのを今でも覚えています。
続けたことは裏切らない。。。
それをいろんなことに応用していこう!!そう思いました。
実はこれを境にぼくは運動能力自体もぐんぐんあがっていきます!ついでに成績も!
「自信を持つこと」の大切さを実感しました。
続けることが容易にできる今
僕にとって「続けること」はすごく価値のあることです。思い返してみると、このときの体験が大きく、自分にとってもプラスになっているのは確実です。
こうい体験の価値は、毎年どこかのタイミングで子どもたちに話しています。子どもたちもぐいぐい引き込まれて聞いてくれます。
自分に自信がもてたこの大きな体験、「続けること」がそれを生んでくれました。
ぼくはこれからも得意な「続けること」で価値を創っていこうと思います。
それでは良い一日を!