夏の読書11冊目「ようこそ、一人ひとりをいかす教室へ」で夏休み明けからの自分の在り方を考える
夏の読書11冊目。とりあえず子どもに宣言した15冊は何とか読めそうです。
ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方
- 作者: キャロル・アントムリンソン,Carol Ann Tomlinson,山崎敬人,山元隆春,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: 単行本
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プロジェクトワークショップでお世話になった吉田新一郎さんの訳本です。
僕の在り方、子どもとの関わり方をもう一度一から考える必要がある。。。
学習の内容、方法の多様性を認めるべき
学習の中に自由があると、サークルのような場、ポートフォリオも意味をなしてくる。学習の中の自由は、教師が授業を進めないこと。進めないということは子どもたちが自分たちで進められるように環境を整えてあること、どう進めるかがわかっていること。#ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
”生徒が授業の結果についてどんな知識を得て、何を理解し、何ができるようになるのかということについて教師が明確にわかっていなければ、教師が用意した学習活動は、生徒が学ぼうとしている内容に内在している基本的な学年や原理を理解することには役たたない##ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
教材そのものを学ぶこと、そこに楽しみを見いだすこと、ぼくがこの半年でできていないことだ。内容、そして方法の多様性を認めながら、前に進んでいきたい。
単元をデザインすることの重要性
”教師の目標は、生徒が学ぶことであり、学ぶことに生徒が満足することであって、カリキュラムをカバーすることではないのです。”まさしく、その通りだと思う。ただあまりの忙しさや時間のなさにカバーをする方向に向かってしまいがち。 #ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
ただ、それすらもカバーしようが前提でデザインを始めているからだ。だからこそ、時間がなくなってしまう。もっと主体的に教師が学習をデザインすることによって、時間は生まれていく。単元、年間を通したデザインが絶対に必要。#ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
8つの原則と哲学は誰しもが読むべき内容。僕ももう一度そこを吟味して、自分の教え方の哲学を作る。#ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
カリキュラムの要素として「内容」「方法」「成果物」について、学習指導要領と照らし合わせてデザインしていくこと。これについてのシートをこれから自作しようと思う。#ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
哲学についてはこちらに書いてみました。
このシートの自作は昨日終えました。
年間、単元のデザインこそ、大切。そこに僕らは時間をかけるべきなんです。それをやらずに日々の授業1つ1つのみをデザインすると、上手くいかなくなる。一番の問題はそれぞれのズレが生まれて、時間が失われる。
単元のデザインには時間がかかる、でも後々のことを考えるとじっくり考えることこそ、大切。
個々と向き合う…評価とは何か?
”健全な教育環境とは、共有したくなるような素敵なことを発見しようとして研究し続けるリーダーとしての教師がいるところなのです。”これだよなぁ、僕らのやるべきこととは、診断して共有すること。素敵な取り組みを共有し続けることが僕らの仕事。#ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
自分の在り方を忘れてはいないか?僕にとって素敵なことを共有して広めること、信頼を重ねること、教室にポジティブな雰囲気を充満させることが何よりも大切。
その妨げとなる常識は、極力排除するべき。
夏まででいうと、漢字50問テストのこととか、課題の出し方とか…
そういうのに対する自分のスタンスを周りに表せていないことが、一番の原因か。その辺は対話していかないとなぁ。学年主任も難しいな。
”一人ひとりをいかす教室では、評価とは絶えず診断し続けることです。評価とは、特定の概念やスキルについての生徒のレディネス、興味関心、学習へのアプローチについて、日々のデータを得ることです。”評価の概念を定めてくる言葉。 #ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
評価の概念がちょっとずつ見えてきた。足りないのは子どもを信頼することか。いろんなことを教えてもらおう。上手くいかなかった体験はよぎるけど、それで今の子たちへのアプローチを決めちゃいけないな。
まとめ&アクションプラン
今後の在り方を決めてくれた1冊。出会えたことに感謝をしないと。
読了しました。方法の本ではなく、在り方の一冊。こういう教室をデザインすることはすべての教師に必要なこと。時折振り返ったり、この内容をもとに単元のデザインシートを作ったりして、次への一歩にしたい。#ようこそ一人ひとりを生かす教室へ
— ao-sen (@aosenn) 2017年8月15日
- 学習の単元シートを見直す(もうOK)
- 子どもたちとの学習の中での個の積み重ね、また一からやり直すこと。振り返りをとりながら考え続けること
- 対話を重ねコミュニケーションをとる中で、自分の方法を理解してもらうこと。そこに怖がらないこと。