学校現場に必要なのは、PDCAモデルじゃない、D-OODAモデルだ!
米軍式 人を動かすマネジメント──「先の見えない戦い」を勝ち抜くD-OODA経営
- 作者: 田中靖浩
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
すごいね、この本は。読んでよかった。
PDCAで、変化についていける?
私たちはそろそろ「変化の激しい環境」への対応を考えねばなりません。 「変化の激しい環境」とはよく使う言葉ですが、そこには2つの意味が含まれます。 ひとつは「想定できる変化」のスピードが速いこと。 もうひとつが「想定できない変化」が起こること。#米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
私が思うに、その大きな理由のひとつがこの国の「PDCA愛好」です。日本人はPDCAが大好きです。「PDCAを回す」どれだけこのフレーズを聞いたことやら。いまや多くの会社で、PDCA(Plan-Do-Check-Action)が合い言葉になっています。#米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
また、PDCAの最後に実行「A:Action」された結果は、十分に吟味、検証されることなく、次のPに反映されずに終わることが多いようです、なぜなら、みんな次の計画(P)をつくることに精一杯で、過去を振り返っている余裕がないからです。 まさに重点研!#米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
そもそも「PDCA」と声たかだかに叫ばれ始めたのは10年前。
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
そんときも思った。日系Associeとかの雑誌を読んでいたので、「え?なんで今更?技術系のモノの管理についてのシステムが学校現場に入ってくるの?」
未だにPDCAは学校教育現場で第一線に置かれている…不思議すぎる。
人間中心のOODA(ウーダ)モデル!
相手をよく観察して出方をうかがう」 この意思決定プロセスのことを、機動戦ではOODAといいます。 OODAはウーダ、または、そのままオー・オー・ディー・エーと発音されます。 OODAは機動戦の基本です。#米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
これに対してOODAは「観察(Observe)・方向付け(Orient)・決心(Decide)・実行(Act)」の流れを繰り返すループです(ウーダループと呼ばれます) #米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
はじめにくるのが「Observe=観察」。とにかく相手をよく観察すること。これがOODAのスタートです。自らの計画に固執するのではなく、相手をよく観察してその出方をうかがう。#米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
何度となく「観察・方向付け・決心・実行」を繰り返すのがOODAループです。パイロットはこのループを敵よりも早く回すことで敵に対して位置的・時間的・精神的に優位に立つことを目指します。OODAはパイロットの思考回路を表現する「人間中心」のループ。#米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
D-OODAが相反しない解決策
対話しながら、ゴールに至る大筋を明らかにする──それが計画を「デザイン」するということです。 計画をつくる段階でこれに留意することによって、お互いの思いを確認しつつベクトルのすり合わせができ、現実的に達成可能な計画をつくることができます。#米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017
対話によって大筋がデザイン(D)された事前の計画を、事後的なOODAの臨機応変で実行する。これをD-OODA(ドゥーダ)ループと名付けることにしましょう。 #米軍式人を動かすマネジメント
— ao-sen (@aosenn) October 30, 2017