先生の働き方Design研究所

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ただの読み聞かせじゃ子どもは本が好きになりません、読み聞かせを発展させよう!

 夏にやっている娘とのチャレンジは「文庫本を読むこと」。

 

どうやったら我が子が読むことを好きになるか

 

について考えます。

 

 

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 1年生を担任しているときこんな相談がよくありました。

 

「どうしたら、読書好きになりますか?」

 

よくよく話を聞いていくと、

 

「幼い頃、たくさん読み聞かせはしたのですが…」

 

「本はたくさん家にあるのですが…」

 

なんて話をしてくれました。

 

 

 

 

僕の答えとしては、一番は

 

「本に囲まれ、いつでも手に取れる環境にあること」

 

だと思っています。

 

 

aosenn.hatenablog.com

 

 

でも同時になかなかそんな状況をつくるのが難しい場合もあると思っています。その場合はどうしていったらよいでしょうか。自分なりに考えてみました。

 

 

その答えは…

 

読み聞かせを発展させていくこと 

 

です。

 

 

発展その1 考え聞かせ

 

 

リーディングワークショップの世界には、「考え聞かせ」という概念があります。

 

 

リーディング・ワークショップ?「読む」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ《ワークショップで学ぶ》)

リーディング・ワークショップ?「読む」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ《ワークショップで学ぶ》)

 

 

読み聞かせをしながら、教師が考えていること、それを言葉にして発し、児童に伝えていくことです

 

この考え聞かせはまさしく教師(読むことができるモデル)が読みながらどう考えているかという、

優れた読み手の頭の中を見せて学ぶ行為

になります。

 

 

考え聞かせ、読み聞かせしながら子どもにすることはできますよね。

本の世界と、親との対話と、両方が楽しめるようになります。

 

象徴的なのは…

 

考えきかせをすると、うちの娘がとてもうれしそう。

 

だって大好きな読み聞かせしてもらいながら、パパと話せるんですもんね。

 

 

 

発展その2 つながりづくり

 

 

 もう一つはですね、

 

「世界をまるごと学ぶこと」

 

 

 

って言われても、

 

 

「なんだいそれ?」

 

 

ですよね。

 

 

例を挙げると、僕はこの夏娘とこんなふうにして読書を楽しみました。

 

 

 

 

ファインディング・ニモ ディズニーアニメ小説版

ファインディング・ニモ ディズニーアニメ小説版

 

 

こちらの読み聞かせを行いました。長編の読み聞かせにチャレンジするのは僕。娘も絵がない本を聞くのは初めてのチャレンジでした。

 

15日間ぐらいかけて読んだかな。毎晩少しずつ寝る前に読み聞かせをしていきました。ちなみに娘はこの時間をすごく楽しみにしていました。「ニモ読んで!」が口癖です。

 

5歳の娘にとっては難しすぎるため、

 

「○○ってどういう意味?」

 

そんな質問がたくさんありましたよ。

 

そのたびのどう答えるかが、パパの腕の見せ所。

 

その後、ここ2日間でファインディング・ニモをレンタルで鑑賞中。

 

 

 

映像でわかるとさらにまた本を読みたくなることもあるんですよね。

 

この後、水族館にでも行きたいなぁと思っています。

そうすると、また読んで、観てきた世界と実際の世界とがつながっていくんですよね。

 

 

 本を読むということにとどまらず、

 

「世界をまるごと学ぶ」

 

これがいかに大切かはぼくは先生としての経験からよく知っています。本当は教科なんかいらない…こうやって世界を学んでいけばいいと思っています。

 

少なくとも家庭では娘とこういう学びを展開していきたいなぁと思っているんです。

 

 

まとめ

 

 読み聞かせからちょっと発展させての、「考え聞かせ」と「世界をまるごと学ぶこと」少しの工夫で実践していけるんではないのでしょうか?

 

ぜひやってみてくださいね!