先生の働き方Design研究所

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綱引きの勝利へのプロセスが、いい経験でした!

 運動会が終了しました。昨日は遅くまで飲んでいましたので、締めのラーメンの写真を載せてしまいました。

 

 

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 僕はこういう飲み会がすごく大切だと思っていて、一つのことを通じてお互いに対話することで、グッと職員間のコミュニケーションが深まっていくのを感じました。年々、いい学校になってきているぞ、そう感じるんですよね。本音を話してくれたり、熱い想いが聞けたり…こういう場が何よりも必要。僕もアドバイスをいただく場面がありました。ありがたや。

 今日だけはごめんなさいとおうちは妻にお任せしました。

 

 昨日は最後、準備片付けのお手伝いをしてくれた学校組織のパパさんたちと合流。同じクラスのお父さんとも話す機会を得ることができました。これがすごく嬉しかった。子どもの素敵な部分を大切にしながら子育てをしている様子がすごく伝わってきて、いい時間でした。

 

 

 さて、運動会はというと、プロセスの大切さを改めて感じた運動会でした。

 

 とりあえず頭ごなしの指示にならないように、どうして動くのか、なぜそれが必要なのかを話そう、できるだけ対話しようと努めてきたこの1ヶ月間。この考え方は次年度以降、しっかりと対話の中で、職員間のすり合わせをしていかないといけません。なんのためにこの運動会をやるのか、ここが一番大切。

 少なくとも見栄えではないんですよね。春の運動会は学年経営、学級運営のスタートだと思っています。子どもを集団として育てる上でまだまだ動けない部分も加味しつつ、どう集団として成り立たせていくか。そこにはしっかりとした目標がないといけません。行事の目標とビーイングです。その話はまた明日。

 

 

 学年全体で協力して演技したソーラン節、見ていた人に感動を与えることができたんじゃないかなぁと思いました。保護者の涙や、同僚の言葉を総合するとそう感じました。「伝統としていっていいレベル」と管理職の先生や主任の先生にもお話をいただきました。

 これを6年生の先生との話の中で作ってこれたことが大きいんですよね。

 

aosenn.hatenablog.com

 

 

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 うちのクラスはペア競技の「綱引き」がクラスとしてのググッと成長するプロセスとなりました。全敗だった練習を経て、実行委員が発足。「このままじゃまずい」と感じた男の子5人が名乗り出てくれました。5年生が飛びつき綱引き10本(10ポイント)を、3年生が普通の綱(30ポイント)を奪い合う変則タイプの綱引き、今回が初めての競技でした。5年生は3年生の綱に加勢することもできます。

 

 人数配分が作戦の肝。うちのクラスは普通にやったら絶対負けちゃう、だから思い切って小さい綱を半分捨てる作戦。捨てる覚悟とどの綱を取りに行くかというアイディアは、実行委員さんから生まれました。

 

 ドキドキした昨日の本番。僕も本当に手に汗握りながら戦況を見つめていました。

 

 1回戦、手に汗握る攻防を見せ、小さい綱を4本、そして大きい綱を取り、70対60で勝利。子どもたちの喜びようは尋常じゃないものとなりました。

 

 2回戦、人数配分を微妙に変化させるというアイディアの子ども達、短い綱を3本取り、相手は6本、1本はグラウンド中央でどっちつかずでした。大きな綱をしっかり引いたため、60対60の引き分けでした。

 1勝1分けで全敗だったうちの色が勝利!この瞬間、子ども達のうれしそうな顔、自分たちの作戦を立てて、細かく話し合い、結果に結びつけることができたこと、成長の大切な瞬間になりました。

 

 

 残念ながら総合優勝は、他の色でしたが、僕たちは綱引きでの劣勢を跳ね返したこの体験は、後々生きてくるんじゃないかなぁと思っています。