鳳凰三山登山泊1日目、登りながら思い出したのはベッポの言葉
土日の2日間で、鳳凰三山登山泊に行ってきました!
大学の野球部仲間との企画、立ち上がったのは4年前です。
3年前に北アルプスの白馬岳に初めての登山泊を行いました。
高山病っぽくなりながらも、2日目の雲の上からの景色に感動した覚えがあります。
ただこのときは一人が事情で来れなかったため、2人での登頂となりました。
昨年、おととしは天気や家族の事情でいけず…4年越しの想いがとうとう、今回実りました。
1日目
青木鉱泉 → 鳳凰小屋 → 地蔵岳
→ 鳳凰小屋
山梨県韮崎市にまで中央高速で行き、6:50青木鉱泉からスタート。
いくつかの滝を通りながら登っていきます。
自然の迫力を至る所に感じました。
登りながら考えたのは…
登山をするといっつも大好きな「モモ」の掃除夫ベッポの言葉を思い出します。
- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 新書
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「なあ、モモ」と、ベッポはたとえばこんなふうにはじめます。
「とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。おそろしくて、これじゃとてもやりきれない。
こう思ってしまう。」「そこで、せかせかと働きだす。どんどんスピードを上げていく。ときどき目をあげて見るんだが、
いつ見てものこりの道路はちーともへっていない。だからもっとすごいいきおいで働きまくる。
心配でたまらないんだ。そしてしまいには息がきれて動けなくなってしまう。道路はまだ残って
いるのにな。こういうやり方はいかんのだ。」「一度に道路ぜんぶのことを考えてはいかん。わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎの
ひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだ。たのしければ仕事がうまくはかどる。こういう
ふうにやらなきゃあだめなんだ。」「ひょっと気がついた時には、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやって
やりとげたかはじぶんでもわからんし、息もきれてない。」「これがだいじなんだ。」
高い山の上の方見てるだけだと辛いから、目の前の一歩一歩。
一歩に集中してそこに楽しみを見出す。気づくと高いところまで来てる。
でも一つのコトに没頭する、そういう体験って日常ではなかなか生み出すことができない。だから登山って頭の中がすっきりするんだろうな。
5時間半かけて鳳凰小屋に到着。テントを張り、さらに上の地蔵岳を目指します。
2764m、ついに山頂に到着!!
岩の上から撮った写真、その景色はまさしく「サイコー」の一言!!
絶景が広がっておりました。
テント場に戻り、夕飯とビールを飲み就寝。就寝時の星空は満点で大迫力でした。
2日目に続く…
それではよい一日を!