先生の働き方Design研究所

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問題は自分たちで解決!

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さて、今日の出来事。

 

総合的な学習の時間、僕らのクラスは「食」について学んでいます。WFPの方に来ていただき、いろいろなことを聞いた後で、「自分たちが考えること、できること」についてわちゃわちゃ考えています。

 

社会の学習とつながって、自給率のことをまとめる子がいたり、「食」を学びながら、栄養価が高い食事について学んでみたり…自由に学んでいます。

 

今日はグループでのスタートの1・2時間目。

 

みんなで「自分たちができること」について考えたり、他の学年の子やお家の方へ「伝えたいこと」を考えていました。

 

その中の一幕。

 

あるグループでけんかが起きました。口げんかになっているようです。

 

と、女の子がとことこ僕のところに来て、

「先生、○○と△△がトラブっちゃってさぁ。困っているんだよね。先生、入ってくれるといいんだけど。」

 

この子は、普段は気軽にしゃべて来る感じじゃない女の子、でも「何とかしたい!」っていう気持ちが伝わってきた。

 

「OK,ありがと。必ず入らなくちゃだめな状況?」

と返すと

 

「うーん、そこまで切羽詰まってないかなぁ。」

とその子。

 

「じゃあさ、ちょっと二人が隣でイライラし合っているから、二人引き離して、距離とってみない。ちょうどこの後、全体で確認したいことがあるから、それまでの間だけでも。」

 

「うん、そうしてみます。」

 

 

早速、何人かの子で協力して、すすっと二人を引き離す子たち。おかげで二人もちょっと落ち着き払ったみたい。

 

 

振り返りジャーナルを書いた後、そのジャーナルを見せ合いながら、さっきの女の子たちが何やら相談中。

 

「どんな感じ?」

って入っていくと、

 

「次どうしたらいいかなぁって。自分たちにもいけなかったところがあって、そこをどう直せばグループが進んでいくかなぁって。難しいんだけどね。」

「いやぁ、でも大丈夫、先生無しでいけてるし、私たちきっと次はいけるって。」

 

なんて嬉しい言葉。

 

「そうやって相手のせいにしないで、考えていけるのがとっても頼もしいよ、ありがとね。きっと次は上手くいくって。」

僕もそう答えました。

 

 

 

最初の段階でぼくが入っていくこともできるんですが、もうその時期じゃないかなぁ。せっかく総合もグループにしっかりと任せているんだから、こういう問題解決もグループの中でできたらなぁって思います。

 

だから口を出さず、

「質問する」「うながす」ぐらいかな、この時期は。

 

成長は嬉しくなりますが、あと半年かぁと思うと、ちょっぴり寂しくなりますね。