先生の働き方Design研究所

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ぼくの大切なねっこは何だろう。

岩瀬直樹さんのブログより。

 

iwasen.hatenablog.com

 

 ゴリさんの言葉、温かくも厳しい。

 

 「ねっこ」だけは、太く大切にしてきたと思う。と書いてみて、「本当にそうだろうか。」と自分に突っ込む。うーん、でも

 「自分がどうあるか」「教師としてどうなりたいか」考えてきた自負がある。

 

  • 仕事としてのねっこ。 わたしとしてのねっこと、プロとしてのねっこ。 これは全くのイコールではないけれど、それは積集合の ように共通しているところがあるはず。
  • その共通部分が大きければ大きいほど楽なのかな。 いや、共通部分が徐々に大きくなっていく、というイメージだろうか。 
  • それとも 「わたし」のうえに「先生」が乗っかる感じ?
  • いずれにしても、この2つを丁寧に見つめてみること。そしてこの2つを磨きつづけることが、なんというか、先生としての「最低条件」なのではないだろうか。

 

 ぼくは二つの共通してるところを見つけると、つい嬉しくなっちゃうんだ。「あ、ここはつながっているんだ。」っていう感覚が「自分の通ってきた道」「生きてきた道のり」には価値があるんだっていう自己肯定につながるからだろうか。

 共通点を見つけながら、そこに喜びを感じ、またねっこを育てていく…そんなイメージ。

 

 「ねっこをどう育てるか」について…

  • ボクの場合、まだまだ道半ばであり、まだまだまだまだなんだけれど、一番は、ボク自身がおもしろがりで、楽しいってことをエネルギーになんでもやってみる、おもしろがってみる、っていうのが大きいと思う。実践してみて考えることが、自分のねっこを育てる根本になっているなあ。
  • 自分が努力して、痛い思いも山のようにして「どんどん変わっていった」という自覚があるから、「人は変わっていく」ということを体験的に信じていること、は大きいなあと思う。その意味では先生になって、「がんばってきたこと」「学んできたこと」「練習したこと」「体験したこと」の積み重ねで今の自分があるという自負がある。
  • 内省的な性格であることも「ねっこ」なんだろうなあ。 昔はそれはボクの「めんどくささ」だと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。 それがある意味この仕事には向いているんだ。 その内省も、思考の深みにはまっていく感じではなくて、ポジティブに変換しやすいのは気質なのか練習の賜物なのか。

 

 自分はなんだろう、「上手く育ててきた」手応えは正直ない。でも少し育ってきたと思うのには、いくつか理由がある。

 

 ぼく自身と子どもとの幸せの共通点を探すのが得意なこと。人と自分とを結びつけたり、どっちにも価値のあることを作り出したり…そういうつながりを考えたり、デザインしたりするのが好きなことは、「ねっこ」につながっていると思う。

 

 他者から学ぶのが好きなこともあげられると思う。同僚や他の学校の先生、そしてビジネスなど異業種の方々、つながりの中で学校との共通点を見つけて形にするのも好き。そう考えるとやっぱりぼくは「つながり」っていうキーワードが浮かび上がってきた。 1つのことを根気よく取り組めることも「ねっこ」に繋がっている。朝3時起きだってもう続けて3年になる。毎日続けることができている。ヨガや筋トレはやらない日もあるけど、まぁ続けることができてるし、1月からブログの更新も毎日続けている。

 続けていくことで、やがてぶつかるマンネリという壁を越えて行った時、どのくらいの力がつくのか…それを実感できていることが大きい。

 小学生の時のマラソン、中学生の筋トレ、スポーツがぼくの「続けることのねっこ」を作ってきたという原体験は明らかだ。

 

  • そして、よいモデルに出会うことも、もしかしたら、重要な一つなのだと思う。 それがないと、がんばる方向、学ぶ方向が定まらない。 いい人だけれど、先生としては悪くないだろうけれど、でも成長が止まっている、変わらないと言う人がいる。
  • 成長すべき方向性を失っているんだよな。 だから、よいモデルを知っていることはボクが考えている以上に大事なのだろうと思う。

 

 ぼくはもっともっと色々な人に出会いたい。ゴリさんというモデルがいたことは大きかった。初めて授業を見せていただいたのは2年目の時、2年目なのに、初任の子連れて狭山まで、1日休みをもらって行ったっけ。(どうやってもらったんだ!?信じられない。校長に感謝)あの時の衝撃が、その後10年自分を動かし続けている気がする。

 でもぼくだって、少しずつ色々な人に出会い始めている。ぼくはぼくのペースで、今の自分にとって大切な人、関わりたい人…ちゃんと出会えるようになってきている。

 

  • あとはなんだろうな。 学校という一つのコミュニティだけに属していない。いくつかのコミュニティに所属している自分である、ということかな。 例えば職場。家族。サークル。趣味。地域。 研究会。NPO。いくつものコミュニティ に所属していて、それぞれいろんな「自分」 がある。その共通部分としての自分。

 

 いくつかのコミュニティにいることの価値。。。「共通部分としての自分」これも大切なんだろうなぁ。

 

 ここまで書いてきて、軽く書くつもりが、色々と考えながら時間がかかってしまった。ぼくにはできているところと、そうじゃないところがある。 

 でもゴリさんが言っていたように大切にしたいのは、戻ってくるのは「自分」なんだ。「自分がどうありたいか」、来年度も変わらず問い続けようと思う。

 

 ぼくは自分の実践をここに書き連ねる。29年度は毎日ブログを更新しよう。書くことにも慣れてきた。ちゃんと自分の足跡、道のりを残せるっていいことだな。続けることができる自分の強み、発揮しよう。

 

 今日は朝から仲間と、28年度の振り返り、そして自分のねっこについて話してきます。8:15までの朝活、楽しみだ。