子どもたちのことは、子どもたちに聞く。
評価の時期になってきました。それと同時に1年間を振り返る時期でもあります。
必要なのはフィードバックをもらうこと。この時期の振り返りジャーナルには、けっこちらからの問いが多くなります。
ちなみに今読んでいるのですが、振り返りジャーナルはこの著者のお二人の提案している毎日の振り返りです。
「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
水曜日の問いは、
「クラスの居心地の良さは10点満点でいうと?」
「クラスを動物に例えると?」
でした。この解答も読み応えがあって面白かった。いつか紹介します。居心地の良さは10点がほとんどでした。そう思ってくれているならいいのですが。。。
木曜日の問いは、「お題に合う人を見つけてみよう!」です。3人以内で書いてもらいました。「生活習慣ができている人!」「アイディアマン」「生き物や自然の命を大切にしている人」などなど…。もう少し詳しく条件を出しながら、聞いていきました。
実はこれ通知表の「行動の記録」に沿ったもの。
僕も一度評価をつけてみたのですが、「子どもたちのことは子どもたちに聞く!」のが一番だと思っているので、行動欄の評価もちょこっと子どもたちに聞いてみました。
結論から言うと、あぁ、なんでもっと早くやらなかったんだろう。
もちろんこれで成績をつけるわけじゃありません(笑)。ただ色々な人から票が入っている人は、自分の予想通りだったり、意外な子だったりするんですよね。そうするとその意外な子の見方が変わるんです。自分の見方と子どもたちの見え方のズレを認識することによって、それはいフィードバックになります。
子供達同士はよく見ているし、知っているなぁ。
僕が見えない部分もたくさん見えている。それを教えてくれる素敵なフィードバックなんですね。
そして僕の見方が、あくまで一側面に過ぎないということもよくわかります。もともと一人の人間が、35人を完璧に見ることは不可能。だからこそ、色々な先生や、クラスメイトに頼って僕は過ごしています。
一人一人といつでも完璧に応じれちゃう、問題は全部先生が解決しちゃうみたいなスーパーな先生ってどこの学校にもいるんです。とっても素敵で、いつもクラスが安定している先生…若い頃は僕もそういう風になりたいなぁと思っていました。
でも社会に出たらそんな人なかなかいないですし、いつも自分を助けてくれる存在に頼るのは怖いと思うんです。
だから、クラスのことはもっと子どもたちでやれる!僕の代わりにたくさんの友達が教えてくれるし、悩みを聞いてくれる…そんなクラスにうちのクラスはちゃんとなっています。
ただ、自分としてはもっと子どもたちを見られるようになりたいなぁと。一人一人への理解の好奇心は持ち続けたいですね。