先生の働き方Design研究所

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【過去記事】リフレクションセミナーの内容が毎日に生きている!

 先週のことになるんだけど、桐朋小学校で行われた「明日が待ち遠しくなるリフレクションセミナー」に行ってきました。

 パターンランゲージ、レゴを使った振り返り…具体と抽象を行き来するこの2つのことは、振り返りを促したり、違う視点から得られる効果があるんだなぁと実感。

 特にパターンランゲージは、慶應のラーニングパターンプロジェクトにあるように、広がりを見せていることや、こういう概念を初めて知ったことで、僕にとっては色々とやって見たいことが浮かんできた。一言で言うなら「コツの言語化」だろうか。
 今あるまとめてある色々な「パターン」を知ることで、さらに学びが深くなるだろうし、掃除などクラスの中のパターンをつくり、友達と共有できること、とても大切なことなのだと思う。

詳しくはこちら。

www.reflect.or.jp



 僕はクラスで「長縄のパターンランゲージ」を子どもたちと作成。じわじわとそれを見ながら長縄に取り組む子が増えてきたような。でも忙しさの中でできていないな。それでもパターンランゲージをじっと眺めている子がいるんだよね。これが面白い。どうやってみんなに見える状態にするかが課題だな。自然と子どもたちで増やしていく感じがいい。

 青山学院大学の町支さんは、10年次研の時にも講師としてお世話になりました。同じ年次の方々とレゴを作りながら、語り合った体験は今年のエネルギーとなって自分の中に生きています!
 物を作ることで、相手にも伝えられるし、違う側面からも新たな振り返りがある。わかってはいるんだけど、教室の中だと、まだまだ言葉に頼ってしまうふりかえり。時間だろうか、手っ取り早さだろうか…教師の都合のような気がする。どうしても言葉に頼ってしまう分、書くのが苦手な子は「振り返りが出にくい」っていう見方をしちゃう。でもそれって本当は違くて、もっともっと日常の振り返りで色々な形を入れたい。どうやったら学校の時間の中で振り返りを促せるだろうか。。。まだまだ考えていかなくてはいけないところです。




 後半のREFLECTION理事である山辺さん、関口さんの講座、コルトハーヘン教授の「タマネギモデル」による振り返りが、自分にとっては発見の多い、深い学びとなった。オランダの学校では、「強み」「使命・目標」「アイデンティティ」「信念」の4つの部分を練りに練り上げた人にこそ、教職を取らせるという動きがあることなど、オランダのイエナの流れやその周辺のことを教えていただいたことも嬉しかった。

 そして「玉ねぎモデル」の意味や使い方、大きな学びになりました。何層にもなるこの「玉ねぎモデル」を使いながら振り返りをすることで、「自分自身、相手」それぞれの色々な角度からの振り返りが可能に…。

 今回の学びを元にシートを作って、先週今週と振り返っているのですが、これがいい感じで手応えを感じています。「自分が」「相手が」を意識しながら、「自分にはできると信じていることが邪魔していないか?」「能力の面では?」「行動の面では?」
 それぞれの空いている層を埋めていくことが、視座を変えるってことなんだろう。

 この「玉ねぎモデル」の「あぁ、こうやって使うんだ」を得ることができたこと。僕にとって大きな意味がありました。
 
 貴重な体験をさせてもらいました。講座を開いていただいた皆さんに感謝です。