先生の働き方Design研究所

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今年一番の一冊「里山資本主義」で日本の未来を考える!前編。

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なんと素晴らしい一冊だろう。仲間のトミーに勧められていたけど、読み始めたのは夏休み明け。もっと早く出会っていれば…そういう気持ちにさせてくれる一冊です。

 

 

 

次の時代の資本主義について考えるのは、家入さんの本と共通する主張があった。

 

aosenn.hatenablog.com

 

先進的な真庭市の取り組み

 

真庭と言えば、僕の妻の父が、校長先生を務めた場所。岡山県の北部にある都市だ。その真庭で、周囲の常識を覆すような先進的な取り組みが行われていたのだ!

 

ぼくもここに一度行ったことがあるが、自然が今も強く残る素敵なところだった。そのときは「田舎」というイメージしか無かったが、その頃からこういう取り組みが始まっていたことに驚かされた。

 

 

僕の友人が使っていたエコストーブ。何がエコかというと、そういうことか…

 

 

こんな素晴らしい実践が地方から始まっている。「地方は宝だ」という、インターネットがもたらす恵みやつながりは、急速にに都市と地方を結ぶようになった。そうなってくると、地方の良さを生かせる機会が増えてくる…

 

そういう図式を僕は描いていたが、そうではないらしい。インターネットが無くても地域で完結する小さな経済圏を作り上げる…そんな取り組みが進んで行われている。

 

多様性の価値

 

後半の周防大島のジャムでも出てくるんだが、「いつでも同じ」がいいとされてきた時代から、「毎回違う」でもいいんじゃないかという価値観が広まりつつあると思う。

 

 

 

 

いつでも同じ、みんな同じは気持ち悪い。どの場面でも多様性を大切にする世の中へとシフトしているではないか。

 

 

オーストリアは国で!

 

 

実は新婚旅行で行ったオーストリアでも同じ取り組みが行われているとのこと。しかも都市ではなく、国を挙げてだ。。。。僕らは本当にこれでいいのだろうか、多くを消費するような成長社会の価値観は古くなってきており、成熟社会へと進んでいる。

 

では、その成熟社会では、学校では何をすべきなんだろうか。

 

 

里山資本主義」の考え方

 

 

遙かに安心で安全で底堅い未来…お金を軸としない未来…僕はそこを見てみたいし、そこに携わってみたいと強く思うようになった。

 

 

人との絆、自然とのつながり

 

 

 

自然の恵みは自分たちを生かしてくれる。アウトドアがこれだけ流行ったのも、やはり今の自分たちでは得られない何かを自然に求めているのではないだろうか。週末だけその恵みを得るのではなく、自分たちが暮らしていける永続的な恵みの享受を。

 

 

後編へ続く。