一人ひとりが自分の力を発揮するには?「ハロウィンパーティー」大成功!
おはようございます!
昨日は一日遅れのハロウィンパーティーでした!
ハロウィンパーティー大成功!
さて、今回のハロウィンパーティー、子どもたちはクラス会議で「ただやるだけではなくて…前期の成長をそれぞれが見せられる会にしよう!」ということに。
「大きな声で人前に立てるようになった」子は司会でそれを生かす、「考えて自分から行動できるようになった」と胸を張る子は、レクの進行を託されるなど、適材適所の役割分担で進められていました。
鉄棒などを発表したい子は、ムービーで撮ってもらって、imovieで編集。imovieの編集は初めてでしたが、ちゃんとやりきってしまう子どもたち。。。編集のノウハウを学ぶのも子どもは早いですね。
そんな中で数人、大きな成長を見せた子がいます。
レクをリードする子は、前期まではそういうことはしなかった子。でも詳細まで考えて、自分なりのアイディアを取り入れて、「ハロウィン探偵ゲーム」を完成させました。このレク、すごく面白い!雨の日のレクなどで、ぼくもアレンジを加えてやってみようと思ったほど。
その子のジャーナルには、「レクを選んで良かった!!」と書かれていて嬉しかったです。
またある子は、劇、お笑いにと大活躍でした。劇ではみんなの前で主役の演技をしていて、劇の内容も爆笑の連続…この子も「今まで前に立って何かをやるって全然無かったけど、今回はすごく楽しかったし、やってみたら自信になって嬉しい。」とジャーナルで振り返っていました。
何が変えるのか?
僕から見ると、どういうことがその子の「自分を発揮する」変化を生むのかってすごく難しい。いつのまにか、自分を発揮できるようになっている…そう思うしかないんですね。
ただ、前任校は単級の学校だったため、あまり一年の中で変わることは少なかった。
この学校に来て一年目のクラスは、上手くいかないことが多かったため、そこで僕はいろいろ考えて2年目以降、やり方を大きく変更したことなどなど…
そこから考えてみると、自分を発揮できることの原因は、関係の質の向上だと思うんです。
ダニエルキムの「組織の成功循環のモデル」
ダニエル・キム「組織の成功循環のモデル」を元にすると、成果を上げたいならば
— ao-sen (@aosenn) October 28, 2017
①関係の質を上げる
②思考の質が上げる
③行動の質も上げる
④成果の質も上がる
という順番。
まさしく学級・学校もこれ。②からスタートだと、クラスはなんか無理矢理感がでて、必要感がないクラス。
このあたりは詳しいサイトがいくつかあります。
目に見える部分という「成果の質」から始めるがバッドサイクル。そうじゃなくて目に見えないけど重要な「関係の質」からの向上を狙っていきます。
③から上げようとすると、行動から外れた人には叱咤が飛ぶし、できたできないで判断される、心が冷えるクラスに。
— ao-sen (@aosenn) October 28, 2017
④からは問題外。先生だけが頑張り、上手くいかないと大声を上げて、叱責する。日本中探してもここが一番多いのでは…。
行動や成果から始めてしまうと、手っ取り早そうに見えるんですけど、上手くいかない。先生がいないと成り立たないクラスができあがってしまいます。そうじゃないんですよね…
①を時間をかけて創る。その価値はある。関係性ができているから考えられる。どの席になっても大きな文句はない。学習の質は向上していく。
— ao-sen (@aosenn) October 28, 2017
①に4月〜7月までどのくらい手間暇かけられるかですね。
僕はこれを徹底しました。https://t.co/V9qPqzTOEL
実は昨年も、今年も①を徹底的にやってスタートしている。僕との関係もしつこく向上を図ろうとしていたし、子ども同士の関係性についてもそう。
だからこそ、サイクルが回って回って、いよいよ成果になって表れ始めているんだなぁと思うんです。
最初に向上させるのは「関係の質」です。そこに焦点を当てて、7月までにどれだけ投資できるクラスの仕組みがあるか…が重要だと思います。この学校に来て一年目は、明らかにそれができていなくて、「思考の質」からスタートさせてしまいました。大きな反省点です。
今はこういう仮説に基づき、思考や行動の質をそれとどうつなげていくか…考えていきたいと思っています。
子どもたちの成長に嬉しくなりながら、さて11月もスタートです。