先生の働き方Design研究所

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本について語り合う「ブッククラブ」スタート!

 

 

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おはようございます!風邪が治ってきました。

 

さて、今日は昨日からスタートのブッククラブについてです。

 

 

 

 

ブッククラブとは?

 

 

リーディング・ワークショップ?「読む」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ《ワークショップで学ぶ》)

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読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

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読書がさらに楽しくなるブッククラブ-読書会より面白く、人とつながる学びの深さ

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最後の本は読んでないなぁ。僕も写真で登場していると聞いたのですが。

 

簡単に言うと、

 

3,4人1組を基本として、同じ本をメンバーで決めたところまで読んできて、本について語りあう学習です。

 

僕は今回「大造じいさんとガン」をブッククラブで読み進めながら、いよいよ普通の本でスタートしました。

 

全部で4回のブッククラブ、本も自分たちで4回に分けて、読むところを決めます。

 

準備としては、

  1. 自分たちで決めた場所まで読んでくること。
  2. 読んだときに、話し合いたいところや質問(広がるのを太い質問と呼んでいます。)の箇所に付箋を貼ってくること。

です。

 

 

前の時間に、自分たちで好きな本を選び、グループを組んで、昨日が1回目でした。

 

どんな本を読んでいるの?

 

うちのクラスは、本格的なリーディングワークショップは、このブッククラブから始めていきます。前期に行事が集中していることもあり、前期は一人読みが中心。夏休み明けぐらいから、宿題にも読書が登場するようになりました。

 

子どもたちが選んだのは次の本。友人のトミー

tommyidearoom.blogspot.jp

の協力を得て、同じ本を4冊集めました。

 

 

窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)

窓ぎわのトットちゃん (講談社文庫)

 

 

 

流れ星におねがい (フォア文庫)

流れ星におねがい (フォア文庫)

 

 

 

二分間の冒険 (偕成社文庫)

二分間の冒険 (偕成社文庫)

 

 

 

宇宙のみなしご (角川文庫)

宇宙のみなしご (角川文庫)

 

 

 

非・バランス (講談社文庫)

非・バランス (講談社文庫)

 

 

 

くちぶえ番長 (新潮文庫)

くちぶえ番長 (新潮文庫)

 

 

 

獣の奏者 I闘蛇編 (講談社文庫)

獣の奏者 I闘蛇編 (講談社文庫)

 

 

 

ふしぎの時間割 (偕成社おたのしみクラブ)

ふしぎの時間割 (偕成社おたのしみクラブ)

 

 

 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

 

でございます。

 

こどもたちの選書も大体自分に合ったモノでした。

 

こどもたちの手応えは?

 

私は窓際のトットちゃんを読んで前にも読んだところだったけど前に思った感情とは違って、ブッククラブをしていると自分の気持ちを書くから、最初に思った感情に「と言うと」をつけてから思った感情を付箋に書いたから面白いなと思った。前に思っていたのと比べてみると、よかった。

 

私はこの本のタイトルで気になったので選びました。読んでみればタイトルの理由もわかるし、自分がまるで主人公のマイになったようでした。グループでは本当にひーおじいちゃんが亡くなってから、庭にイチゴが入った人もいて、面白かったです。付箋を貼ったところで共感してくれると話しやすかったです。私もマイと同じおばあちゃんのことが大好きだったので、亡くなったと聞いたら前のように周りの音も聞こえないくらいだと思いました。

 

僕は僕からもやってみて、みんなが感じていること、思ったことなどが全て知ることができるし、自分や友達にもオープンクエスチョンで聞くことができたし、1番強く感じた事は「一人一人自分と考えてることが違う」と言うことです。深まったのはくちぶえ番長のお局様の話がみんなで「そうだね」「いやあーそうね」などみんながたくさんの意見を言っていてすごく話が盛り上がりました。

 

僕は僕らをして思った事は、皆でやると「あー確かにそうだな」と思える質問なども解決していくのが面白かったです。登場人物の泉さんが、ただ一言だけで相談しに来た人たちの心が軽くなったり、元気がもらえたりするので凄いと皆で話しました。ほんでやってみたら意見を言ったときなどそう思いますや思っていることが一緒だったりして、その部分の話を深められたりしました。

 

僕は僕クラブは4年生の時にもやっているので少し慣れたし、自分が思ったことなどの意見をどんどん出すことができました。付箋の数は多くはなかったけれど、そのことから話を広めていってたくさんの質問などを出すことができました。違う世界に入っていくところの話から話が深まっていて、自分が気づかなかったところなどが他の人との話し合いでわかるので、そういうところがブッククラブの面白いところだと思いました。

 

本を読んだりしているけど友達と同じ本同じところまで読んで、ますます面白いと思ったし、本を読んでいるとその本や、物語によって違うところが面白いところ。いろいろなことを思って読めて楽しいのに、それをみんなで言い合えたりするのが楽しかったです。「宇宙のみなしご」と言う本を読んで私は、登場人物の七世さんと言う女の人と主人公と主人公の弟の隣との関係が面白かったです。特に七世さんが「屋根に一緒に登らせて」と言った時、1人でものぼれたのになぜ主人公と隣にいたのか気になりました。その時七世さんは先に隣に相談したのがなんだか気になりました。

 

振り返りを書くのが止まらない子が多かったこと、毎日の対話の積み重ねもあり1回目のブッククラブでは、僕が持ったどのクラスよりも盛り上がりました。

 

先生の目から見ると…

 

自分が1番感じた事は、読んで話し終わった時の子供たちの表情です。
誰もが今まで見せてなかった充実感を漂わせていました。この充実感はここが感じる事は普通の授業でもあるが、多くの子が感じているのは印象的でした。
 
それだけ自分たちで本の事について話すと言うのは、僕が想像してるより大きな価値のある行為なのだと思います。
 
国語ノートに書いてもらった振り返りからもそれがよく伝わってきました。「もっとたくさん話したい」、「しっかりと付箋に書いて準備をしていきたい」今までそういう前向きな言葉が出なかった子から、そういう言葉が聞けた事はすごく大きい。
 
 
やはり「ブッククラブ」と言う方法だけではなく、「本」というコンテンツに力があるのだと思います。僕らはもっと教科書以上に本の大切さを意識しなくてはいけない。授業の中に本を読むことをどう取り入れるかを真剣に考えないといけない。
 
教科書のことももちろん大事ですが、本を読むという行為は教科書以上のことを学べる大切な教材です。
 
本が教科書とともに、当たり前に国語の授業の中に入っていくようにデザインをしていくこと…それが今自分がやりたいこと。
 
子どもたちの充実した表情を見るのは何よりも嬉しく、この充実した表情が生まれる授業たくさん作り出していきたいと思いました。
 

まとめ いいスタートがきれたブッククラブ1回目

 

本当にいいスタートが切れました。次回の2回目は金曜日。金魚鉢でのミニレッスンを入れます。

 

4回目は、土曜参観で公開予定です。

 

 

それでは良い一日を!