学びのポートフォリオ、現状と数ある課題について
学びのポートフォリオの実践の課題について、ここまでをメモしておきます。
後期に向けて実践の軸を何にしていくかを、立ち止まって考えないと…。
— あお | Yuta Aoyama (@aosenn) 2017年9月16日
ポートフォリオが思ったより上手くいっていないのと、そこに力を注ぐべきか、学習のデザインのほうに力を注ぐべきか…
立ち止まって考える必要がある。文字のごとく本当に立ち止まって…。
何が自分の実践の軸かと考えたとき、今年はこれを軸としたい!
学びのポートフォリオ、実践中ですが、いくつか課題を抱えています。ぼく自身の時間のなさ、そこへの時間のかけ具合が上手くいっていないことが一番の原因か。
今年の自分のテーマは学習。学力を、わかりやすいテストの点数だけでなく、これからの生きる学力としてどう捉え直すか…それをテーマに進めています。
学習に対する自分のスタンスは、こちらをどうぞ。
いろいろな部分がつながってきているんだろうな。
スタートは「評価」「個別の学級通信」
評価なんですよね。
自己評価、他者評価の可能性を広げるため。ここが弱い。今の学校って評価されるのは、成績表の年数回、そして毎回のテストだけ。
これじゃあ学習者は伸びていかない。確実、即時的なフィードバックがあることが大前提。どうすれば自分がよりよく学んでいけるか…
そこには自己評価や他者評価、どうすれば良いかという学習者と教師とがともに評価基準を作ること。大切な根底がいくつもあります。
もう一つは、「個別の学級通信」としての役割。
一斉的に発信する学級通信では、各家庭に届かないことが、年々感じているんですね。だからこそのファンレター。
個に対するアプローチの方がより大切になってくる世の中だと思っています。
この学びのポートフォリオが、「個別の学級通信」的な役割を担ってくれればという思いがありました。
課題1 ポートフォリオを吟味する時間の確保
月曜日から、学習の中の成果物をため込んでいきますが、なかなか週末に「どれを選ぶ?」という段階まで行っていない。あらかじめ声をかけておいても、準備が金曜日の5時間目などになってしまう。「1個を最後に作り出す」形になってしまう。
子どもたちの中に、まだこの活動に価値を見いだせていないことが一番にあげられる。
慌ただしい日常は教師も子どもたちも一緒。こういう毎週の活動には、定期的に時間を取ることが最も大切。
①朝の自習時間
②帰る前の振り返りの時間
このあたりを利用して、1週間の流れとともに、考えていきたいな。
2 ポートフォリオの内容についての把握ができていない
子どもたちとどういう教材や学習成果物が「ポートフォリオ」になるのかという共通理解ができていない。
これは朝のサークルタイムを使って、全体でアイディアを出し合おう。それを教室の中に張り出していこう。
写真やmovie、体育の時間の記録など、幅広く「学びの集積化」ができればいいと思う。
3 ポートフォリオのブランド化
また、100円ショップのクリアファイルなど、自分のポートフォリオにこだわりを持ってほしいなぁ。
ぼくのポートフォリオにはこだわりがある。大好きなものを入れる。主に娘が作ったり、描いてくれたりしたものかな。たまに読み直すと、短期間でもその成長がわかる。
ここにはぼくの好きなものを入れるというこだわりがある。
子どもたちにも学びの中の、学校の中の好きなものを入れるというこだわりがほしい。そこも1時間かけて学習者の姿勢を作っていこう。
まとめ 魅力ある学習デザインが問われる
ぼくの学びへの継続的なスタンスが問われるんだ。ポートフォリオに入れたいと思う学習内容が1週間の中にもたらすことができるか…。教師である自分の力量が問われている。
良き学習と、そのデザイン、その評価と成果…学びのポートフォリオに集積されてい苦と思う。
大変だと思うけど、そこに挑戦していきたいと思っている。