先生の働き方Design研究所

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「質問づくりのワークショップ」たくさんの学びがありました!

 昨日は第52回あるある会、けんじを呼んでの「質問づくり」ワークショップでした。

 

 

 

 

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

 

 様々な教科で応用が可能。だからこそ子どもたちに身につけさせるには時間もかかるのではないか?質問を作った後どう、子どもたちの学習に繋げていけるのか…そんな課題をもってのぞみました。

 

質問づくり 一連の流れ

 

 再読するとわかるんだけど、改めてこれだけのステップがあったなぁと。

 

  1. 質問をつくることは、価値観をすり合わせていくこと
  2. 優先順位づけの質問の種類で、先生主導が見える
  3. タスクの前に、どんな情報が必要かを練ること
  4. 常に良いクラスっていうのは存在しない
  5. 自分の問いをどうもつか

 

 

 

1 質問をつくることは、価値観をすり合わせていくこと

 

 特に(4)の「質問に優先順位をつける」ことでそれがよくわかる。優先順位をつけるには、それぞれの価値観に沿った話し合いが必要。どれを残すのか、どれに付け加えて新しい質問をつくるのか…価値観をすり合わせていく必要がある。

 

 そのためには(3)の改善するステップも重要。閉じた質問と開いた質問の行き来が自在にできないと、「どれを残すか」に終始してしまう。閉じた質問の中に、鍵となる質問がある場合は、それを開いた質問に変えることで、良い質問が生まれることがある。その行き来が自在にできることで、質問の可能性を大きく広げることができる
残す質問を狭めることなく良い質問を作れるかが鍵となる。

 

2 優先順位づけの質問の種類で、先生主導が見える

 

「グループで重要だと思う質問を3つ選んでください」

「個人が重要だと思う質問を3つ選んでください」

 

 この2つでは問い方が違う。次に個人の活動につなげていくなら個人のものを問えばいい。また別の問い方もできる。

 

「自分がクラスにとって大切だなぁと思う質問を選んでください」
「自分が答えを得たい質問を3つ選んでください」 ← 昨日の最後の課題なら僕はこれを選びます。
 
 「質問の焦点」「優先順位づけの質問」「その後のアクション」
 
 この3つに教師の糸が色濃く出るはずですね。
 
 

3 タスクの前にどんな情報があるか練ること

 
 
 ①何を知っている必要があるだろう?(情報3つ) ②情報を得るために何をする必要があるだろう?(タスク3つ) 
 この流れを間違いないようにしたいということ。先にどんな情報が得たいかがあって、そのためのタスクがある。これを逆にしちゃうと限定的になってしまう。 得たい情報に対するアプローチはたくさんある。だからこそ先に何を得たいかをはっきりさせていく必要がある。 
 大人でもそうだな、タスクは最後に決めるもの、得たい情報をはっきりさせることで、次のタスクは無数にある。 
 
 

4 常に良いクラスっていうのは存在しない 

 
 
 今回の質問の焦点は「私のクラスは良いクラスだ」という焦点で、先生たちが質問づくりを体験しました。 
  
 4人で話しながら、自分が考えたこと。 
 それは 常に良いクラスは存在しないってこと。 
 PAJの研修を前に受けた時のこと。「個人個人が自分の目標を持って取り組む中で、ちょっと仲間に手を貸すっていうことはできるのか。」という問いを持ったことがあって、それを実際にアクティビティを通してやってみたときに、気持ちよく達成できたことがあった。お互いの目標を知っていれば、自分の目標を大切にしながら相手の目標を手助けできる。「あぁ、個を犠牲にする必要はないんだな。」って妙に納得した覚えがある。 
 今回、話しながらそれを思い出した。 
 個の成長が最優先。だけど時々に仲間にクラスに手を貸す必要な場面がある。そんときに結果的に良いクラスになれればいいなぁって思う。普段は知らん顔の子も、普段から友達思いな子も、ある目標が生まれたときに、ちゃんと手を貸せる。。。そういう間柄が楽。 
 先生が「自分のクラスは良いクラスだ」って熱弁してても、じゃあそうじゃない状況が生まれたとき、すごく焦っちゃう。そうじゃなくて、「まぁこういう時はいいクラスになるはずだよね、普段はできなくてもさ」ぐらいがちょうどいいんじゃないか。子どもも先生も自然に居られるんじゃないかなぁって思った。 
 

5 自分の問いをどうもつか

 
 常に自分自身が問いを持っていたい。自由自在に問いを作りながら。「問いがあることで、答えが浮かんでくることがある。」その感覚を知っているので、僕は常々、問いをもっていたいなぁ。 
 自由自在に質問を変えながら…。 
 こういう質問づくりやブレインストーミングはオンライン上では難しそう。でもやってみる価値もあるかなぁ。 
  昨日はたくさんの学びがありました。参加者の皆さん、本当にありがとうございました。 
 締めは天下一品のラーメン。旨かった。1kg痩せてた、なんでだろう(笑)