夏の読書2冊目「持たない幸福論」
夏の読書2冊目。
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎単行本)
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/05/26
- メディア: Kindle版
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素敵な著者に出会ったと思います。
”仕事での実績や評価についても同じだ。何か仕事で成功すると、周りからの評価や財産が手に入る。それはいいことだけど、だんだんと成功を積むうちにその実績が自分を縛るようになってくる。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”周りからは今までの成功と同じようなものを期待されて動きにくくなるし、資金や人手などを自由に使えるようになるのはいいけど、それらの存在のせいで身軽に動きにくくもなる。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”最初はワクワクしてやっていたことが、いつの間にかパターン化した退屈な作業になっていたりするし、成功した人間ほど過去の成功に縛られて自由な発想がしにくくなったりもする。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”そういうことを考えると、何かを得るのはいいけれど、得た物にはこだわらずに次々と手放したり忘れたりしていくのがいいんじゃないかと思う。目標というのは得るまでは楽しいものだけど、完成した途端にそれは腐り始めてだんだんと負担になってくる。人は同じ状態にずっといると飽きてしまうのだ。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
手放していくことの価値、減らしていくことの価値が13年、同じ仕事をしていて実感するこの頃。いつかの成功体験は、今回の失敗体験につながるかもしれない。いつまでもその経験に引きずられないように、手放すことを大切にしたい。教員は手放すことが苦手だと思う。自戒を込めて!
”「理想的な普通の家族」とか「標準的な家族」なんてものはどこにも存在しないし、みんなそれぞれ完璧じゃない人間が作った完璧じゃない関係性がたくさんあるだけだ。うまくいくこともあるしうまくいかないこともある。家族は人の支えにもなるものだけど、ないほうが幸せになれる家族だってある。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”いつも思っているのは、普通に生活をしているだけでいろいろやることがあって忙しいし、それだけで飽きない、ということだ。日常生活というのは結構奥が深くて、やろうと思えばいくらでも掘り下げていくところがある。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”わざわざお金をかけて外国とかに行かなくても、身の回りの生活の範囲をいつもとちょっと違う目線でゆっくりと見回すだけで、面白いものや新しい気づきとかはたくさんあるものだ。お金をたくさん持つというのも豊かさの一つだけど、自分の中にいろんなものの見方を身に付けるということも豊かさだ,
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”お金をかけずに生活を楽しむコツというのは一度身に付ければ一生残る資産だ。年をとってからとかお金がギリギリになってから新しいことを身に付けるのは結構しんどいし、人生のうちで早めに身に付けておくことを全ての人に勧めたい。個人的には読書と料理が特にお勧めです。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”お金がなくても楽しく暮らすための心がけとして一番大事なのは、「他人と自分を比べない」ということじゃないかと思う。そして他人と自分を比べなくても平気になるためには、「自分の価値基準をはっきり持つ」ということが必要だ。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
幸せを感じる自分の基準を大切にすること。
僕は、大好きな人と、大好きな場所で、時間を気にせずのんびりするのが好き。「ここを何分で出ないといけない」とか「あと何分でバスに乗らないといけない」とかそう言うことが大嫌いなんだよね。
どこに自分の幸せの基準があるか。。。ここはずっと考えていきたい。時間に関する概念もphaさんは書いています。
”本来時間というのは人間を追いかけたりするものではなくて、それぞれの人が何かをするときに持っているそれぞれのペースのことだ。人は幸せや充実感を感じるとき、「時間を忘れるようだ」と思う。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”人が幸せや充実感の中に没入しているときには、時計の刻む標準的な時間で動くのではなくて、完全に自分自身の固有の時間で動いているからだ。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”時計やカレンダーばかり気にするのではなくて、自分のペース、自分なりの時間の過ごし方を見失わないようにしよう。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
”「自分は何によって時間を忘れるような経験をできるか?」という問題について人生のある段階で考えて探して見つけ出しておけば、その後は時間やお金に追い詰められすぎずに人生を過ごせるんじゃないかと思う。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
そして「自分の居場所をつくる」こと。
”自分の居場所を作るにあたって、会社とか家族とか一つのコミュニティだけに人間関係を頼りすぎているとだんだん閉塞感が出てくるので、顔を出せる場所を複数確保しておくと良いと思う。”
— ao-sen (@aosenn) 2017年7月24日
緩やかなコミュニティ。自分の学びの場のあり方にこの考え方を応用して行きたい。人間関係は流動的であるのが大切。「来るもの拒まず、去る者追わず、たまに拒む」いい感じだ。
さて、この夏は読んでいくぞー。