評価の概念を「unlearn」しよう!
今年度の研究の課題図書を読んでいます。
この2冊は素晴らしいですね。
僕は今年度は評価について考え続けたいと思います。どうしても学校の流れにそうと、「成績のための評価」を主にしなくてはいけなくなってしまって、「評価は学習者をよりよくするもの」という観点から外れてしまうことが多いです。「指導と評価の一体化」という言葉はよく聞くのだけれども、それは教師側からの目線であり、子どもたちの目線ではなくなってしまっているのが現状です。
テストだけでは測れない!―人を伸ばす「評価」とは (生活人新書)
- 作者: 吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/03
- メディア: 新書
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そのためには、評価というものをもっと幅広くとらえていかなくてはいけません。
子どもと共有するわかりやすい評価基準、それだけでも、子どもたちが「どうすれば良くなるか」がわかって授業が変わっていきます。
そして本にも出ている「他者評価」「自己評価」この概念をしっかりと理解し、子どもたちが自分でできるようにしていくことが、「学びの責任」を子どもたちがもち、学力を伸ばす鍵になると思っています。
ポートフォリオで「できる自分」になる (SUNMARK FILE BOOK)
- 作者: 岩堀美雪
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2009/12/11
- メディア: 単行本
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これも素晴らしい一冊です。自己肯定感を育むには、「そんな自分って素敵!」っていう自己評価を得ることが一番。これは学習内容「ーができた!」よりも、プロセス「こういうことをしたからできたんだ!」よりもさらに上位の概念です。
それを得るためにもポートフォリオというものは、教室にプラスの自己評価の概念をもたらせてくれそうです。
僕も早速作ってみました。まずは僕が体験。娘からの手紙なんかを閉じていきます。
評価の概念を変えて、とらえおなす「unlearn」できるところまで一年で到達したいです。