先生のためのコーチングセミナー3回目「承認」
先生のためのコーチングセミナー3回目を受けてきました。
今年は諸事情あって、学びに行くのは、この4回で終了。3月からの連続講座で3回目を迎えました。
1回目、2回目はこちら。
3回目は「承認」。
ここはアドラー心理学でも、「勇気付け」と「褒める」の違いなんてとこでよく話題に上がるところ。コーチングでも全く同じような考え方で、褒めるの難しさが話題に上がりました。
「褒める」は承認の一つの形。ただ、そこに評価的な側面が入ってしまう。褒めてくれる人は嬉しいけど、自分が「良い自分でならないといけない」。よくない自分の時に、その人と会うのが辛くなっちゃう、こともある。
そんな話を聞いて、なるほどなと思いました。
ただ声をかけること、「成果承認」ではなく「成長承認」や「存在承認」の形をとること、そのバランス。。。僕らの承認にはそれぞれの形があるので、それを自覚的に行なって行く必要性があると感じました。
毎朝、僕は宿題を持ってきた児童の丸付けをしながら、ハイタッチをするんだけど、そこで一言かけたいと思っているんです。それこそ存在承認。宿題の文字のことや、丁寧さだけの声かけじゃなくて、「調子どう?」「サッカー頑張った?」などもちゃんとした承認に当たっていること。何にもなしじゃなくて、ちゃんと声をかけていこう。「休みの日どうだった?」という質問形式の問いかけも、一つの承認の形だということがわかりました。
そして今回も出てきたニューロロジカルレベル。
目に見える「行動」、「環境」に注目しがちだけど、アプローチは上位レベルにして行くこと。また、上位レベルの承認は届きにくいけど、信頼関係を積み重ねて行くと届くようになるんですよね。
そして叱るときは、下位レベルの「行動」「環境」に限っていくこと。ここを上位レベルで叱っちゃうことが、子供の自尊心を下げていってしまう。
見えない上位へのアプローチが子どもの自己肯定感をあげて、行動の変容につながっていくこと、全ては自分たちが意識的にできるかどうかです。ちょっとこの意識レベルをあげて、色々と試していきたいなぁ。
一筆箋の文章も、上位レベルで書くようにしようっと。