先生の働き方Design研究所

新しいブログはこちら! https://ao-labo.com/

学校の中に引き算の感覚を!

 素晴らしい、ぜひ一読してほしい野中先生のブログ。

 

nonobu.way-nifty.com

 

 一度、教え子である先輩のご縁で、お家にお招きいただいて、夕飯をいただいたことがある。何度か講座にも参加し、大きな学びを得ることができた。

 

 特に初任から3年目にかけて非常にお世話になった本が何冊かある。

 

学級経営力を高める3・7・30の法則

学級経営力を高める3・7・30の法則

 

 

 

新卒教師時代を生き抜く心得術60―やんちゃを味方にする日々の戦略

新卒教師時代を生き抜く心得術60―やんちゃを味方にする日々の戦略

 

 

 

困難な現場を生き抜く教師の仕事術

困難な現場を生き抜く教師の仕事術

 

 

 野中先生は教務主任をやっている時でも、4:45に退勤されていたとのこと。この「引き算」の考え方をしっかり持った先生なんですよね。すごい。

 

 

 今回のエントリーでも学校における「引き算の必要性」を語られている。 

 

 僕もずっとその必要性を感じている。

 足し算が好きなんだ、その発想しかないと言っていい。

 

 なぜかというと「子どものため」になることはたくさんあるから。足していってしまう。

 

 厄介なのは、この足し算は「その時々にベストを尽くした結果」なのだ。その時々で一番いいことを選択している。その時はそれがベストだったのだ。ただそのベストを次の年も、また翌年もと同じものをと伸ばしてきた結果、ちょっとねじれてしまっただけなのだ。

 

 でもその足し算はどこかで止めないといけない。何が大切かを考えていかないといけない。

 

でも、そうはいかない。
 学校は構造的に簡単に変えられなくなっている。
 でも、「一人リストラ」から始めよう。
 担任をしている先生は、「教室」へ戻ることである。
 これは何度も言っていることであるが、繰り返す。
 ①まず、「学級づくり」を意識する。
  この基盤ができれば、何とかなるのである。
  これができないから、クラスがうまくいかない。
  私は「学級づくり3原則」で十分だと提起している。
 ②「授業づくり」を変える。
  毎日、楽しい、おもしろい授業なんてできない。
  でも、一日の大半は、授業をするのである。
  これが、イイカゲンだと「日常」が退廃する。
  手応えを持たなければならない。
  私たちは、「味噌汁・ご飯」授業を提起している。
 ③保護者への対応、支援を意識する。
  これは大事。これをイイカゲンにしないこと。
 学校の仕事は、テキトウにしていく。
 自分の意識を、教室へ戻していくのである。  
 
 
  
「自分の意識を、教室へ戻していく」こと、僕も大切にしたい。学年のこと、学校のことを大事にしながらも、子どもたちとの時間をないがしろにしないように。引き算の感覚を自分の中に持っていよう。