新学期、先生がデザインするつながりづくり ③ ペアづくり
こちらの記事、新ブログでリライトしました!!
ぼくのクラスでは、初期は、子ども同士のペアを作ります。
オープンクエスチョンを練習したり、健康観察をそのペアでしたり…お互いにペアを作ることで、相手の様子を知ることができ、友達関係に広がりを持たせることができます。特に初期にこれを繰り返しておくことが大切。
ルールは「その週は同じペアにならない」ことぐらいかなぁ。
道具でペアを作ることの発想は、ジェニファーから
ペアを「流動的かつ自発的」につくるためのシステムを考えたこと!ぼくは28年度最大のヒットはこれ。
27年度は机の前後斜めというペアの組み合わせしかやらなかったことが、失敗。
これはPAJの3月のシンポジウムでジェニファーと出会ったことが大きかった。
ジェニファーは道具を愛用する実践家で、ジェニファーカード(ここしか買えないと思い、思い切って購入!)以外に使っていたのは、ドミノとキーチェーン。
キーチェンは同じ鍵のペア、これアメリカだとホームセンターとかに普通に無料で置いたあるそう。二人一組のこれを使うと、ペアが偶然決まる。この偶然決まったペア、初期の頃はこれがいいと思います。「組んで」と言われても自分から動けない子が多いからです。間違っても、「二人組作って!」はやめておこう。これを不安な時間に感じる子が増えちゃうからです。
ぼくは100円ショップのこんなの使っていましたよ。
IKEAの真剣衰弱用カードも使っていました。
ドミノは、少し慣れてきた後に使いました。ドミノは写真のような数字が書かれていたやつ。
これを購入しました。
ペアを作るとき、少し自分で選ぶことができます。
シンプルに同じ数字でもいいし、同じ色でもいい。足し算引いた数でもいい。
相手との共通点を探すこと。これをやると、少し幅が出てくるのと、自発性が生まれます。これはクラスの状態を見ながら、自分自身でチャレンジしていける幅を増やしていくようにする頃に導入します。ぼくは6月だったな。ちょうど運動会が終わってから。
ちなみにこれらのペア作りの道具は、その日の帰りに「明日の目標」の投票券になっていて、明日の目標候補が書かれたボードの袋に入れて、帰っていました。
難点は二つの道具ともすぐにお道具箱に入れっぱなしの子が出ることです。
これもドミノならいいんだけど、キーチェーンのようなペアのものは困るねぇ。
今年度も道具を使おう。そしてジェニファーカードのように、振り返りに言葉以外のもを使用していくのがぼくの目標。さて、どんなことが起きるだろう。ワクワクしますね!