先生の働き方Design研究所

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新学期、先生がデザインするつながりづくり ①

 朝活仲間に質問されたので、連載していきます。

 

 僕の4月のつながりづくり。今年度はこんな風にしてやりました。来年度はもうちょっと工夫を入れていきたいと思います。

 

 まずは「先生とのつながり」。野中信行先生は、「縦糸・横糸理論」でお話しされているところの「縦糸」です。

 

野中先生のブログ

風にふかれて

 

 この縦糸を最初に張ってから、友達同士の「横糸」を張って行く。まさしくその通りだと思います。ぼくの前任校で単級の学校ではまた違うんですが…。

 

毎日2回のハイタッチ!

 

 ぼくは先生とのつながり一つ目は、「ハイタッチ」で創ってきました。

 朝と帰り毎日2回、子どもたちとハイタッチします。

 朝は、宿題を出しながらハイタッチ。子どもはぼくの机に宿題を持ってきて、自分で宿題のチェック表に丸をつけて帰っていきます。ぼくはその場で丸付けをして、子どもに返して「頑張ったね」の意味でのハイタッチ。宿題のない日は「土日何してた?」と質問して、子どもの話を聞いてからハイタッチ。毎朝続けました。

 

全員と毎日2回話そう

 

 一番は、全員の子と話すことがいかに大切か実感したからです。

 実は教員2年目、「先生、忙しいと思うけど、毎日全員と一人一言は話して」と保護者に言われたことがありました。その時は「はい」と言いながら、「うーん難しいなぁ」と思っていたけど、やり方次第でいくらでも関われると今では言えます。そしてぼくの関わり方の少なさを指摘してくれていたんだと思います。

 

 帰りは振り返りジャーナルを提出してもらいながら、ハイタッチ!時間がある時はその場で読んでコメントを返すこともあります。ない時は、今日1日の素敵だったところを話して、ハイタッチ!

 

効率より効果

 

 昨年度は、宿題をボックスに出してもらっていました。だから先生との接触は0。これじゃお互いを知れないよなぁと。

 

 子どもとの関わりは「効率ではなく効果」です。昨年の自分に言ってやりたい(笑い)。

 実は若い先生はここを履き違えることが多いと思います。仕事が早いことがいいこと…そりゃそうなんだけど、子どもの前ではそれは違うぞと言うことが多々ある。

 

配慮すること


 ハイタッチについては、一度ジャーナルで「高学年になっても続けるとしたらどう?」って質問したけど、割と好意見でした。まだ高学年になっていないからってこともあると思いますが。。。


 身体的な感覚も含めて、「接触が苦手な人は言ってね」と配慮が必要です。

 でもハイタッチ一つでいろんな情報がわかります。身体接触が苦手な子がわかったり、だいたい今日の気分、体調がわかってくるんです。続けてたからなかなぁ。

 こうやって面と向かって、側で相手の表情や行動を感じることが大切。