先生の働き方Design研究所

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毎日6時間ある学習で、自己肯定感を高めているために考えていること。

 このあいだの西多摩PACEでKAIさんの話を聞いて、そして我が校の重点研授業研を終えて考えたこと。うちの学校が目指している「学習で自己肯定感を高める」ためには。

 

 自己肯定感は深い振り返りからしかつかない。学習ができるから自己肯定感が高まるは間違いだと思う。できたという「内容」のような外的動機付けからは、自己肯定感の高まりは大きくは期待できないのではないか。


 それよりはプロセス。そしてそれを通した自分への気づき。ここまでの深まりがあって初めて自己肯定感が高まる。ということは、内容云々、できたできないよりも、まずは自分への気づきがあるような振り返りができるようにする。

 そうしていくうちに「自己肯定感」がじわじわと高まる。そうなってくると学習に前向きに取り組めるから、初めて学力が上がるのではないか。

 

 自己肯定感が低いから、毎回の学習でそれを高めていきたいというのはよくわかる。ただ、「できた」→自己肯定感への直結した→はおかしいのだ。そんな簡単な話ではないということ。

 

 その「気づき」を毎時間振り返りをして促していくためには、教師主導の授業では限界がある。教師が進めることで、本当の意味での子どもたち一人一人に寄り添うことは難しいし、振り返りの時間はとれないからだ。

 
 授業は子どもたちで進める。だからこそ自分はそれがスムーズにいく環境を整え、つまづいている子に「助けいる?」って声をかけたり、「あの子、そこについてよくわかっているよ」と声をかけるようにしている。

 
 たまたま今週は算数も自分で進む学習になっているし、

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 社会も自分たちで「吉田新田」の課題を見つけ、自分たちで調べている。だから毎時間振り返りができる。そして僕も、算数が苦手な子に頻繁に声をかけることができる。

 こういう環境を整えて初めて「自主学習」もいきてくる。お家で進められる教科がしっかりないと「自分で選択する」ことは難しい。巷には形だけの「自主学習」が溢れかえっていると聞く。ほぼ児童に任せよ、みたいな。。。それじゃ、保護者は辛いよ。 

 

 PDCAではなく、OODAモデルで、まずは観察から始まる。計画が最初じゃないんだよなぁ。簡単な計画は立てるけど。

 

 以前にこんな記事も書きました。

tsukiichikai.blogspot.jp

 

 

米軍式 人を動かすマネジメント──「先の見えない戦い」を勝ち抜くD-OODA経営
 

 

 自分の中での学習観が色々と定まってきた感じ。

 後は結果だよね。こどもたちが幸せにならないと。テストの点じゃないって思うけど、こどもたちはそれを考えているから、そこは外せない。