先生の働き方Design研究所

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Kindle Paperwhiteが、プライム会員だとお買い得に!

 4月2日まで、最大55%オフだそうです。paperwhiteは40%オフぐらいかな。これでも相当お買い得。10000円切りますもんね。ぼくの時は7980円でした。何かのセールだったのかな。

 

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 ぼくの型も相当古いので、お金があったら欲しい!これはお買い得ですね。

 

 kindleの良さは以前書いたエントリーから。

 

aosenn.hatenablog.com

 

新学期、先生がデザインするつながりづくり ③ ペアづくり

こちらの記事、新ブログでリライトしました!!

 

ao-labo.com

 

 

 ぼくのクラスでは、初期は、子ども同士のペアを作ります。

 オープンクエスチョンを練習したり、健康観察をそのペアでしたり…お互いにペアを作ることで、相手の様子を知ることができ、友達関係に広がりを持たせることができます。特に初期にこれを繰り返しておくことが大切。

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書評「武器としての書く技術」を読みました!

 

武器としての書く技術 (中経出版)

武器としての書く技術 (中経出版)

 

 

 とてもいい本でしたよ。イケダハヤトさん、ブログもとっても面白いんです。

 

まだ東京で消耗してるの?

 

 

  • そこで、これからの文章術にはスピードが求められます。伝えたいことをパッと作成し、ポンと提供する。もし、届かなければ、また新たな文章を作成し、提供する。その繰り返しが大切なのです。  ぼくの場合、ほとんどの文章は15分以内で提供します。「インスタントだ」と批判されることもありますが、しかしこうした「スピード」こそが新時代を生き抜くコツなのです。
  • 2つ目は「コピー力」です。0・1秒で人の心をつかむコピー力が大切になってきます。  既に述べたように現代人は暇ではありません。時間がない。自分が読むべき文章かどうかは、1秒に満たない時間で判断されます。そこで必要なのがコピー力です。どんなにいいことを言っていても、どんなに世の中に必要なことを伝えようとしても、読んでもらえなければ存在しないのと同じです。まず、人目を引かねばなりません。

 

 そうなんだよな。正しい文章より、「すぐに伝わる文章」。これが時代の変化なのだと思う。学校の先生は正しい文章を教える必要がある。でも同時に「伝わる文章」の話もしたい。そういう書き方だけじゃないんだよ。振り返りジャーナルなんて、話し言葉で書いてるもんな。

 そのために、いくつかビビッときたこと。

  • 起承転結している暇はない。結論が先
  • 断定して書く
  • 話すように書く

 これらを意識してブログ書いていこう。

 

  • 「誠実」という言葉を使いました。そうです、臆することなく言いたいことを言うというのは、自他に対する「誠実さ」を貫く生き方ともいえるでしょう。 「こんなことを書いたら嫌われる……」と恐れて公開ボタンを押すのを諦めたとき、ぼくは自分に対して誠実ではなくなります。自分を偽り、本当に言いたいことを言わずに、周囲の顔色をうかがいながら、生きて、死ぬということです。ぼくはそんな不誠実な生き方はしたくありません。

 これ、わかるなぁ。こういう人に子どもたちって惹かれるんだよな。子どもの感覚。僕も誠実に言いたいこと言って伝えていきたい。

 

  • ブログを用いた自己表現というのは、「希薄になった自分の濃度を高める作業」です。  ぼくらは幼いころから「人が嫌がることはしてはいけない」「みんな一緒が理想」「先生(年長者)の言うことは無条件で聞かなければいけない」などなど、「自分」を希薄にさせるような教育を受けてきました。  個性が大切だ!という教育的なお題目はあれど、いざ実際に個性を発揮しようとしたら、周囲から同調圧力がかかり、結局「みんな一緒」であることを強要されるのが、日本社会です。

 そうなんだよね、その同調圧力を生んでいるのが学校。

 作家の時間、読書家の時間をやるのは、その同調圧力とは真逆の方向に向かい、「希薄になった自分の濃度を高める作業」になるから。

 

 

読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

 

 

作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)

 

 

 

 自分という軸を学習の中に置いているからこどもたちはそこに楽しさを感じる。これからの時代はそれが必要になる。「自分」が希薄にならないように、学習の中に配慮すること。考えていきたいな。

 

 一等賞をつけるなら、学校の先生も時代の変化を感じながら、より実践的で惹かれるものを学習の中に散りばめていく必要がある。「本当にそれって必要か」を考えながら、学習のプロセスやコンテンツを考えていきたい。

AutoSleep、これはAppleWatchを語る上で、外せないアプリだ!

こちらの記事は、新しいブログサイトでリライトしました↓↓

 

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 おはようございます!

 

 

今日はアプリのご紹介、「autosleep」これはApple Watchを語る上で、外せないアプリです。

 

AutoSleep。Watchを使って睡眠を自動で追跡します。

AutoSleep。Watchを使って睡眠を自動で追跡します。

  • Tantsissa
  • ヘルスケア/フィットネス
  • ¥360

 

このアプリは、applewatch との連携アプリの中でもかなり優秀だと思います。睡眠の質をかなり的確に分析できるんです!

 

  • 自分の睡眠を分析しよう
  • 分析してみて大切なのは「風呂」と「飲酒」か
  • まとめ Health関係で進化中のApple Watch

 

 

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インプロ×リフレクションワークショップ、上條先生、鈴木先生をお招きして開催しました!

 あるといいながある横浜share`s第48回では、上條晴夫先生、鈴木聡之さんをお招きして、「インプロ×リフレクションワークショップ」を開催しました。

 

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新学期、先生がデザインするつながりづくり ①

 朝活仲間に質問されたので、連載していきます。

 

 僕の4月のつながりづくり。今年度はこんな風にしてやりました。来年度はもうちょっと工夫を入れていきたいと思います。

 

 まずは「先生とのつながり」。野中信行先生は、「縦糸・横糸理論」でお話しされているところの「縦糸」です。

 

野中先生のブログ

風にふかれて

 

 この縦糸を最初に張ってから、友達同士の「横糸」を張って行く。まさしくその通りだと思います。ぼくの前任校で単級の学校ではまた違うんですが…。

 

毎日2回のハイタッチ!

 

 ぼくは先生とのつながり一つ目は、「ハイタッチ」で創ってきました。

 朝と帰り毎日2回、子どもたちとハイタッチします。

 朝は、宿題を出しながらハイタッチ。子どもはぼくの机に宿題を持ってきて、自分で宿題のチェック表に丸をつけて帰っていきます。ぼくはその場で丸付けをして、子どもに返して「頑張ったね」の意味でのハイタッチ。宿題のない日は「土日何してた?」と質問して、子どもの話を聞いてからハイタッチ。毎朝続けました。

 

全員と毎日2回話そう

 

 一番は、全員の子と話すことがいかに大切か実感したからです。

 実は教員2年目、「先生、忙しいと思うけど、毎日全員と一人一言は話して」と保護者に言われたことがありました。その時は「はい」と言いながら、「うーん難しいなぁ」と思っていたけど、やり方次第でいくらでも関われると今では言えます。そしてぼくの関わり方の少なさを指摘してくれていたんだと思います。

 

 帰りは振り返りジャーナルを提出してもらいながら、ハイタッチ!時間がある時はその場で読んでコメントを返すこともあります。ない時は、今日1日の素敵だったところを話して、ハイタッチ!

 

効率より効果

 

 昨年度は、宿題をボックスに出してもらっていました。だから先生との接触は0。これじゃお互いを知れないよなぁと。

 

 子どもとの関わりは「効率ではなく効果」です。昨年の自分に言ってやりたい(笑い)。

 実は若い先生はここを履き違えることが多いと思います。仕事が早いことがいいこと…そりゃそうなんだけど、子どもの前ではそれは違うぞと言うことが多々ある。

 

配慮すること


 ハイタッチについては、一度ジャーナルで「高学年になっても続けるとしたらどう?」って質問したけど、割と好意見でした。まだ高学年になっていないからってこともあると思いますが。。。


 身体的な感覚も含めて、「接触が苦手な人は言ってね」と配慮が必要です。

 でもハイタッチ一つでいろんな情報がわかります。身体接触が苦手な子がわかったり、だいたい今日の気分、体調がわかってくるんです。続けてたからなかなぁ。

 こうやって面と向かって、側で相手の表情や行動を感じることが大切。 

先生はこの時期、1年間を振り返って何を考えるのか。

 28年度を振り返って…朝活をやりました!

 

mirai.doda.jp

 

 こちらを参考に3人で行いました。

 一人30分の振り返りの時間、それを3人なので1時間半ですね。他の二人がぼくの学校の最寄駅に来てくれて、ジョナサンにて朝活です。どっかの会社の社長と社員も、朝活っぽいことをやっていました。多分ガテン系!社長はmacを操っていました。

 

 自分が考えたことは次の通り

  • 学年集会の意義
  • 机の形、アイランド型への移行のタイミング
  • 成功体験の積み重ねとアセスメント
  • 朝会の後の話のような、毎週ある学年での活動、定点観察
  • 集団としての見え方と、個人の「よくなりたい!」という思い
  • 2つのコントロール

 

 個人的な集まりなので、内容は話せない部分もあります。

 

 いくつか考えたことがあります。

 

成功体験の積み重ねの重要性

 今年度感じたことは、「成功体験の積み重ね」。これってすごく大切だよなぁと。大変な学年、クラスは、「成功したか失敗したか」を異常なくらい気にします。だって失敗すると責められちゃうし、成功しても周りが気になるから。そういう体験を積み重ねてきてるから、大変な学年なんですよね。だからこそ、「成功体験」にフォーカスして丁寧に積み重ねること。失敗体験の方を振り返って前に進むための耐久性というのは、自分たちが想像しているより持ち合わせていないものなのです。ぼくもここは昨年度の失敗です。早めに失敗体験からの振り返りに移行してしまった。でももっともっと半年以上、あの子達には成功体験と手応えが必要だったと思います。

 

 だからこそ丁寧にプログラムを考える。一つPAやるにしても生半可な気持ちではなく、細部まで考える。「上手くいかないことにも向き合っていこうかな」という気持ちになるくらいまでは、時間がかかると思います。

 

大変な時こそ別のコミュニティで

 

 自戒も込めてですが、昨年度ぼくは色々な面で苦労しました。異動1年目というのも大きかったと思います。学校に行くことが辛くなった日もありました。「月曜日を楽しみに思う先生」だけが取り柄だったはずなのに。

 そこで救われたのがぼくには多数のコミュニティがあること。

 家族の存在は何よりも大きかった。お互いの実家家族も含めて。

 そして草野球にフットサル。長年一緒の仲間で行うチームは大きなコミュニティ。この友達と話すのが楽しかった。

 大切な学びの場である「あるある会」、トミーとの「月壱會」こういう学校外の仲間と話せる場というのが、自分にとっては大切で、時には愚痴もたくさん聞いてもらいました。

 ご近所さんや保育園のパパ友もそう。いろんな話ができる人が多いって嬉しいですよね。また学校とは違う1対1の話ができる!嬉しいことです。

 大変なときこそ、一見忙しそうに見えるけど、他のコミュニティに属すること、これは大事ですよね。ぼくも2年目から、フットサルと草野球を初めて、たくさん救われました。

 

仲間の振り返りから学ぶこと

 

ぼく自身の振り返りに二人がフィードバックしてくれたことや自分自身が話しながら考えたことも、学びになりました。でもぼくには、二人の振り返りを聞きながら質問して、ぼくの頭の中に浮かんできたアイディアや考え…こちらの方が深かったです。

 「あぁ、こうやって人の振り返りを聞くって、いつの間にか自分に置き換えながら考えていて、振り返りの連鎖のようなものを生み出すんだなぁ」と実感。

 

 なにより二人の先生の誠実さが染み渡る。こういう人たちと一緒に学校で働けたらなぁと何度も思ってしまいました。

 

 ぼくはおそらく新年度も若手をフォローしたり、指導したりする立場になりそうです。どう関わっていけるか、お互いに何が学べるか、考え続けていきたいです。

 

 そして今考えているのは「情景」。ゴリさんのブログに触発されて、ぼくが望む理想の情景って?と考え続けております。他の誰かが理想とするんじゃなくて、まずはぼく自身の理想。。。ワクワクする動画ベースまでいけるか、もう一回一から描きなおしてみます。

ぼくの大切なねっこは何だろう。

岩瀬直樹さんのブログより。

 

iwasen.hatenablog.com

 

 ゴリさんの言葉、温かくも厳しい。

 

 「ねっこ」だけは、太く大切にしてきたと思う。と書いてみて、「本当にそうだろうか。」と自分に突っ込む。うーん、でも

 「自分がどうあるか」「教師としてどうなりたいか」考えてきた自負がある。

 

  • 仕事としてのねっこ。 わたしとしてのねっこと、プロとしてのねっこ。 これは全くのイコールではないけれど、それは積集合の ように共通しているところがあるはず。
  • その共通部分が大きければ大きいほど楽なのかな。 いや、共通部分が徐々に大きくなっていく、というイメージだろうか。 
  • それとも 「わたし」のうえに「先生」が乗っかる感じ?
  • いずれにしても、この2つを丁寧に見つめてみること。そしてこの2つを磨きつづけることが、なんというか、先生としての「最低条件」なのではないだろうか。

 

 ぼくは二つの共通してるところを見つけると、つい嬉しくなっちゃうんだ。「あ、ここはつながっているんだ。」っていう感覚が「自分の通ってきた道」「生きてきた道のり」には価値があるんだっていう自己肯定につながるからだろうか。

 共通点を見つけながら、そこに喜びを感じ、またねっこを育てていく…そんなイメージ。

 

 「ねっこをどう育てるか」について…

  • ボクの場合、まだまだ道半ばであり、まだまだまだまだなんだけれど、一番は、ボク自身がおもしろがりで、楽しいってことをエネルギーになんでもやってみる、おもしろがってみる、っていうのが大きいと思う。実践してみて考えることが、自分のねっこを育てる根本になっているなあ。
  • 自分が努力して、痛い思いも山のようにして「どんどん変わっていった」という自覚があるから、「人は変わっていく」ということを体験的に信じていること、は大きいなあと思う。その意味では先生になって、「がんばってきたこと」「学んできたこと」「練習したこと」「体験したこと」の積み重ねで今の自分があるという自負がある。
  • 内省的な性格であることも「ねっこ」なんだろうなあ。 昔はそれはボクの「めんどくささ」だと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。 それがある意味この仕事には向いているんだ。 その内省も、思考の深みにはまっていく感じではなくて、ポジティブに変換しやすいのは気質なのか練習の賜物なのか。

 

 自分はなんだろう、「上手く育ててきた」手応えは正直ない。でも少し育ってきたと思うのには、いくつか理由がある。

 

 ぼく自身と子どもとの幸せの共通点を探すのが得意なこと。人と自分とを結びつけたり、どっちにも価値のあることを作り出したり…そういうつながりを考えたり、デザインしたりするのが好きなことは、「ねっこ」につながっていると思う。

 

 他者から学ぶのが好きなこともあげられると思う。同僚や他の学校の先生、そしてビジネスなど異業種の方々、つながりの中で学校との共通点を見つけて形にするのも好き。そう考えるとやっぱりぼくは「つながり」っていうキーワードが浮かび上がってきた。 1つのことを根気よく取り組めることも「ねっこ」に繋がっている。朝3時起きだってもう続けて3年になる。毎日続けることができている。ヨガや筋トレはやらない日もあるけど、まぁ続けることができてるし、1月からブログの更新も毎日続けている。

 続けていくことで、やがてぶつかるマンネリという壁を越えて行った時、どのくらいの力がつくのか…それを実感できていることが大きい。

 小学生の時のマラソン、中学生の筋トレ、スポーツがぼくの「続けることのねっこ」を作ってきたという原体験は明らかだ。

 

  • そして、よいモデルに出会うことも、もしかしたら、重要な一つなのだと思う。 それがないと、がんばる方向、学ぶ方向が定まらない。 いい人だけれど、先生としては悪くないだろうけれど、でも成長が止まっている、変わらないと言う人がいる。
  • 成長すべき方向性を失っているんだよな。 だから、よいモデルを知っていることはボクが考えている以上に大事なのだろうと思う。

 

 ぼくはもっともっと色々な人に出会いたい。ゴリさんというモデルがいたことは大きかった。初めて授業を見せていただいたのは2年目の時、2年目なのに、初任の子連れて狭山まで、1日休みをもらって行ったっけ。(どうやってもらったんだ!?信じられない。校長に感謝)あの時の衝撃が、その後10年自分を動かし続けている気がする。

 でもぼくだって、少しずつ色々な人に出会い始めている。ぼくはぼくのペースで、今の自分にとって大切な人、関わりたい人…ちゃんと出会えるようになってきている。

 

  • あとはなんだろうな。 学校という一つのコミュニティだけに属していない。いくつかのコミュニティに所属している自分である、ということかな。 例えば職場。家族。サークル。趣味。地域。 研究会。NPO。いくつものコミュニティ に所属していて、それぞれいろんな「自分」 がある。その共通部分としての自分。

 

 いくつかのコミュニティにいることの価値。。。「共通部分としての自分」これも大切なんだろうなぁ。

 

 ここまで書いてきて、軽く書くつもりが、色々と考えながら時間がかかってしまった。ぼくにはできているところと、そうじゃないところがある。 

 でもゴリさんが言っていたように大切にしたいのは、戻ってくるのは「自分」なんだ。「自分がどうありたいか」、来年度も変わらず問い続けようと思う。

 

 ぼくは自分の実践をここに書き連ねる。29年度は毎日ブログを更新しよう。書くことにも慣れてきた。ちゃんと自分の足跡、道のりを残せるっていいことだな。続けることができる自分の強み、発揮しよう。

 

 今日は朝から仲間と、28年度の振り返り、そして自分のねっこについて話してきます。8:15までの朝活、楽しみだ。

100冊以上教育書を読んだ先生が、教壇に立つ前の初任者や大学生にオススメする5冊

この記事は新ブログでリライトしました!

 

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 最初にお断りしておきますが、この100冊以上という数字ですが、「少なく見積もって」です。僕の感触だと150冊は読んでいると思うのです。年間50冊は読んできて、経験が12年。まぁ最初の数年の読まない時期を入れても、先生になってから500冊は読んでいます。そのうち教育書は、3割ぐらいでしょうか。残りの3割が小説。4割がビジネス書といった感じです。

 

 僕の学校にも春から初任者は入ってきます。初任者の採用は、僕の時より若干減っているようですが、それでも一定数あります。

 

 そんな初任者の方に読んでおいてほしい本を5冊に絞ってご紹介します。

 

5冊を選んだ基準は、自分の持っている教育観を構築するための一歩になる本

 5冊を選んだ基準は、いかに自分のイメージをいい意味で崩せるかです。僕らは自分自身が教育を受けてきていますから、その受けた教育のイメージは強く持っています。しかしながら僕らが受けた教育は10年前の教育であり、それが良い教育かはわからないはずです。たくさんの「初めて」に出会う初任者は、不安なことや壁にぶつかると「自分自身が受けた教育」に頼ることが大きくなってしまう傾向があります。

 当然ですよね、迷ったり悩んだりしたら自分の経験から考えるのが大人ってもんでしょう。

 

 こういった傾向にある初任者の持っている概念を崩しながら、これからの自分自身の教育観の構築に繋がる…そんな5冊を選びました。

 

子供を動かす法則 (教育新書 41)

子供を動かす法則 (教育新書 41)

 

 

 僕は初任者にとっては、これは必要な一冊だと思うんですよね。

 TOSSの講座は一度も受けたことはありません。でもこの本に最初のうちは救われました。この本を紹介してくれた先輩教師がいたから、僕は今も先生をやることができています。基本的かつ、重要なことが書かれている一冊です。

 

 

トップ1割の教師が知っている「できるクラス」の育て方 (〇?イラストでわかる!)
 

 

 「コーチング」を知るにあたって最初にお世話になった二人の方が書かれた本。わかりやすくまとまっています。ここに書かれていることは、気軽に実践可能なことです。それでいて、子どもに応じるのに大切なことが書かれています。

 

 

 

 これは去年読みました。すごくこの一冊の価値は高かったです。初任者の方も読みやすいのではないでしょうか。信頼感って何よりも大切。赤坂先生は「アドラー心理学」についての取り組みを多数されていて、その著者も素晴らしい先生です。

 

 

子どもを勇気づける教師になろう!: アドラー心理学で子どもが変わる

子どもを勇気づける教師になろう!: アドラー心理学で子どもが変わる

 

 

 アドラーつながりでこちらの一冊もオススメ。自分のこれからの行動を考える上で指針になるのではないでしょうか。僕はアドラー心理学に出会ってから、子どもとの接し方がだいぶ変わりました。ぜひぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

クラスづくりの極意―ぼくら、先生なしでも大丈夫だよ

クラスづくりの極意―ぼくら、先生なしでも大丈夫だよ

 

  最後はこちら。僕は初任者にゴリさんの本を進められるかというと、正直難しいです。初任がいきなり真似したところで、自分自身も周りも困惑してしまうことがあるかもしれないからです。でもこの岩瀬先生の考え方やビジョンは、これからの先生に絶対に触れておいてもらいたいところ。1冊だけ選ぶとしたらこの1冊でしょうか。

 

 あくまで5冊とも私の主観です。ただし、間違いなくオススメできます。

 

 教壇に立つ前にまずは1冊読むことから始めるのはどうでしょうか?本を読む習慣、本を読む教師こそ学び続け、子どもの前に立つ資格がある教師だと僕は思っています。