先生の働き方Design研究所

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自分仕様の先生ハンコを作ってみよう!完成品が届きました!

 ハンコヤドットコム(ゴム印ドットコム)さんで作成したオリジナルのハンコ、完成しました!

 

 

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 完成品が届きました!注文から3日、スピードも早い!

 

 

 押してみたのがこちら!

 

 

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 もうちょっと綺麗な紙に押せばよかったのですが、ほぼ、完璧な出来でした。データ入稿したもの、そのもの。学年の先生達と盛り上がりました。

 

 ハンコの印面をみてみると…

 

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 値段が下がっている理由、納品が早い理由はきっとこれ、「3Dプリンター」の存在だと思います。

 

 いやぁ、ほぼ注文通りのできで、1個1000円、これは素晴らしいですね。

 

 ジャーナルに押しまくっちゃいました(笑)。枠がないものも、いつか作ろうかなぁ。1年間に1個ぐらいのペースで。

 学年の先生達の分も僕が作成予定です。illustratorがなくとも、web上でも作れそうですので、ぜひ!

 

www.gom-in.com

一瞬の嵐を切り抜けるには?

 昨日は最後の給食でしたが、その中でしかる場面がありました。詳しくは書けませんが、「他の人のことを考えずに、自分たちだけの行為…」についてです。一言言いましたが、その場を動かず何もできない。。。そこで叱りました。

 

 メンバーもメンバーだったこと、最後の給食だからOKしたことなのに…という環境面、行動面のこともあってか、僕も熱くなってしまいました。

 

 今年一年は子ども達の感情を日常でも学習でも考えて取り組んできました。僕ももっと感情面を出していこう。。。そう考えスタートした取り組みがいくつもありました。だからこそ…ではないのでしょうが、僕もここ数年に比べ感情的になる場面が増えてきました。ここは振り返って反省しなくてはいけないところ。

 

  • 座ったままではなく、位置を変えたり、場を離れたりして考えればよかった。
  • コーチング、ファシリテーターの両側面から、大切にしたいことを抽出すること。
  • 絶対にしない7箇条を作って、自分の成長につなげること。
  • ステイトメントの側面に「幸せな子ども時代を考える」ことを入れること。

 

 玉ねぎモデルで振り返る中で色々と浮かんできました。

 

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 そして子ども達に「聴くこと」。いつでも忘れてはいけません。今日は後からだけどしっかりと聴くことができました。

 

 磨かなくてはいけないことがたくさんあります。

 

 

プロフェッショナル・ファシリテーター---どんな修羅場も切り抜ける6つの流儀

プロフェッショナル・ファシリテーター---どんな修羅場も切り抜ける6つの流儀

 

  この中の嵐の状態、どう考えていったらいいか、考えていきたいです。

読んですぐに生かせる…先生の職業の素敵なところ

 平成28年度も残すところ1週間と少し、昨日は卒業式の予行練習もありました。

 

 思い返してみると、この1年間は自分にぴったりの本と出会い続けた1年でした。

 

 まずは4月。子ども達とのアプローチの仕方を変えたいなぁと思っていたところ、この2冊がヒット。

 

 

学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 4年

学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 4年

 

 

 

赤坂先生の本は、ずっと自分に色々なことを考えさせてくれます。子どもとの距離感を再考するのに役立つとともに、どんな本からも学べることが沢山ある!という実感を得ました。

 

 夏休みにはこの2冊。

 

 

 

子どもの書く力が飛躍的に伸びる!  学びのカリキュラム・マネジメント

子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント

 

 

 夏前までの様子に物足りなさを感じていた僕、もっともっとやれるし、この子達なら大丈夫、きっとこれもできるという見立てのもと、「リーディングワークショップ」、「学びのカリキュラムマネジメント」、どちらも夏休み明けからスタートしました。

 

 

 

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

 

 この本も「質問づくり」の有効性を示唆してくれて、たくさん学級の中に取り入れました。ホワイトボードとの相性も抜群。質問1つで深まっていく様子がよくわかりました。

 

 そして、今。

 

好奇心のパワー: コミュニケーションが変わる

好奇心のパワー: コミュニケーションが変わる

 

 

 

 

 両方とも超良書!一人一人へのアセスメントや、児童対応、この本を読みながら唸ることがおおいんです。僕の課題、個への対応の充実…まさに今学んでいます。

 

 次はこれも読みたいなぁ。 

子どもの思考が見える21のルーチン: アクティブな学びをつくる

子どもの思考が見える21のルーチン: アクティブな学びをつくる

  • 作者: ロンリチャート,カーリンモリソン,マークチャーチ,Ron Ritchhart,Karin Morrison,Mark Church,黒上晴夫,小島亜華里
  • 出版社/メーカー: 北大路書房
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
 

 

 これは昨日届きました。

 

ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方

ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方

 

 

 つくづく、今の自分の課題にあった本を呼び寄せるんだなぁと実感する一年。いい本に巡り会い続けた1年でした。読んですぐに生かせる、やってみることができることが、先生の職業の魅力の一つだと思います。

 

 しっかり読んでから新年度を迎えます。

上達するために必要なたった一つのこと

 上達するために必要なたった一つのこと…

 

 それは「続けること」です。


 僕自身も続けてきたことは沢山あります。

  • 毎日、家族の朝ごはんをつくる。 
  • 毎朝の家事をルーティン化する。
  • ヨガと筋トレ。
  • 読書の習慣。
  • フットサルと草野球。
  • 毎日の振り返り。
  • こどもと保護者へのファンレター。

 

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 これらは一つの経験が大きいと思っています。

 それは小学生の時、母と毎晩2、3㎞走った経験です。うちの母親は毎晩、僕と一緒に走ってくれました。きっかけは何だったか忘れたのですが、とにかく体力をつけようと毎日走ってくれました。来る日も来る日も結構な長さを走りました。そのおかげで僕は苦手だと思い込んでいたスポーツ「学校のマラソン大会」で学年2位に入ることができました。その時の嬉しさと言ったら忘れられません。1位は同じ野球チームの友達、その彼に「あおちゃん、すごいね!」と言われたことが、すごく嬉しかった。

 自分もやればできる。それは毎晩走ることを続けてきた結果だ!

 この原体験こそが僕に「続ける力」を与えてくれるんですね。


 SEAMOさんも歌っているじゃないですか、「続けることが大切」だと。


Continue   SEAMO


 最近読んだ本、「GRIT」にも、「最低2年間続けることの効果」については沢山語られています。

 

 

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 


 昨日子どもたちにも話しましたが、何か一つを続けてみる、まずマンネリ化するぐらい。そっから続けられたことは本当に力になってくる。

 子どもたちとも年間続けてこれたことは沢山あります。

  • ジャーナル
  • 毎日のペアを決めて、嬉しいフィードバックをする。
  • 読書(リーディングワークショップ)と作家(カリキュラムマネジメント)

 

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これはすごく大きな力になっていると思います。

 来週のクロージングに向けて、その成果を子どもたちと共有していきたいと思います。

自分仕様の先生ハンコを作ってみよう!途中経過発表!

 ハンコ(ゴム印)づくりの途中経過です。

 

 前の記事はこちら。

 

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 illustratorを使っての製作が終わりました。作成時間25分。

www.adobe.com

 

 教職員の割引でも、月々1000円で使用しています。それだけの価値がこのソフトにはありますよ。

 長年使っているからお手の物です。僕はこのソフトがあれば、学級通信(今はこれでは作っていません。)も、授業のプリントも、ほとんど想像通りのものを作ることができます。誇張ではなく本当に!

 大きかったのは初任校にこれを扱える先生がいたこと、そして妹が服飾関係の学校でこのソフトを扱っていたことかなぁ。それによって、あっという間に慣れてしまいました。

 

 さてできた2種類のゴム印の入稿データはこんな感じ。

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 文字のポイント数や、線の太さに制限はあったものの、なんとかうまくいっているようなので待ちたいと思います。さて、これ通り出来上がってくるかなぁ。

 

 今回はあえてかなり小さめのゴム印を作りました。19mm×19mmと13mm×13mmです。それもあってか、2個のゴム印と送料込みで1990円!

 かなり安いですよね。僕が前に調べた時は、1個2000円ほどはしたと思っていたので、ここ数年で半額くらいにはなっています。3Dプリンターとか使っているのかな?

 

「結果にコミットする!」を続けてみるよ。

 ○イザップではありません。

 

 筋力トレーニングをここ3年ぐらい続けてきました。使っていたのは、毎日7分の7 minutes workoutというやつです。30秒やって10秒休む。これを繰り返し7分間のトレーニングを行います。

 

  

7 分間エクササイズ - 7 Minute Workout Challenge

7 分間エクササイズ - 7 Minute Workout Challenge

  • Fitness Guide Inc
  • ヘルスケア/フィットネス
  • ¥360

 

 こちらだいぶ更新されていないのと、もう4パターンができるように課金しているんですけど、それでもどうしても飽きちゃうし、全体の強度を上げないといけないなぁと思っていました。草野球をやっていてもだいぶ衰えを感じたからです。

 

 そこで前から気になっていたこちらに切り替えました。

 

 

Runtastic Results リザルツ自重トレーニングアプリ

Runtastic Results リザルツ自重トレーニングアプリ

  • runtastic
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

 

 こちらはハードですね。毎回15分。

 

 そして月々の費用がかかります。僕が試しているのは月1200円です。アプリにしたら決して安い金額じゃありません。まぁ、ジムに通うのと比べたらだいぶ安いですけど。子どももいるので、ジムに通うのは移動時間考えるとちょっと。

 3ヶ月試して、本当に変わるのだろうか、「リザルツ」と言っているぐらいだから、本当に「結果」が見えるのか続けてみようと思います。続けるのは僕は得意ですから、きっとこの通りに3ヶ月やりきれると思います。

 早速、昨日のテストで若干腰を痛めています(笑)僕のテストでアプリがプランを組んでくれています。さあ、今日からトレーニングスタートです。

【書評】徹夜しないで人の2倍仕事をする技術 三田流マンガ論

 

 

 Amazonで安かったのと、ドラゴン桜を書いた人の作品はその後もヒットし続けているので、どうやって描いているのだろうかと気になり、kindleで購入しました。

 

 衝撃だったのが、この方は30歳まで一切漫画を描いていなかったこと、そしてお金のために漫画を始めたということ。

 

  • 私は30歳で初めてマンガを描いた。全くの素人で、マンガ家になりたかったわけではなく、はっきり言ってしまえばマンガが好きなわけですらなかった。子どものころに自腹でマンガ誌を買った記憶もない。大学では政治経済を学び、卒業後は西武百貨店に入社してごくふつうのサラリーマン生活を送っていた。  そんな男がなぜマンガ家になったのか。
  • 衣料品店のように他人が作ったものを仕入れて売って、その中から経費を引いてようやく利益が出る商売はもうやりたくない。仕入れにお金をかけるよりも、1人でものを作って売るほうがはるかに効率的だ。何かそういう商売がないものだろうか───。 そう考えていたとき、たまたま目にしたマンガ誌で新人賞募集の広告を見つけた。大賞の賞金は100万円。必要な道具は紙とペンだけ。これなら自分が生産者になれて、しかも初期投資はほとんど要らない。掲載されている受賞作品を見ると、手が届かないようなレベルの出来ではない。「これなら自分でも描けるんじゃないか」と思い、とにかく見よう見まねで描いてみることにした。  幸運だったのは、義姉が『JIN―仁―』などで有名な村上もとか先生の奥様と親友だったこと。最初に描いた作品を村上先生に見ていただいたところ、「いいね」と可能性を認めてもらえたのである。こうして30歳で初めての作品を新人賞に応募し、講談社主催の「ちばてつや賞」の一般部門に入選。あっけないほど簡単な、マンガ家人生のスタートである

 

 すごいですね、もともと絵は好きだったとは思うんですけど、初期投資の少なさを考えるなど、理詰めで始めたんですね。

 

  • 世間の人たちは、なぜマンガ家、いやクリエイターが〝敷居の高い職業〟だと思い込んでいるのだろう? 確かに、クリエイターの中には本物の天才が存在する。映画界でいうジョージ・ルーカス黒澤明のような人たちはまぎれもない天才で、彼らが生み出す作品は素晴らしい。凡人には手が届かないレベルだ。しかしそれはごく一部で、業界の裾野を支えているのは、その他大勢の「ふつうの人」もしくは「それ以下の人」たちである。

 

 この発想はとても大切。何か特別なことをしないとダメだと思い込んでいるのは、子どもたちにも当てはまります。

 

  • 思うに、「何かを始めるには練習が必要」と考える人たちが多過ぎるのではないか。
  • 四の五の言わず、ペンを手に取ればいいのだ。いくら練習を重ねても、マンガを描かないことには世間は何の評価もしないし、そこには一銭の価値も生まれない。  人が作ったものに文句を言うことができるなら、自分でやってみればいい。  世の中、「やったやつ」がエライのである。

 

 どうすれば面白い企画ができ、ネームを描き続けられるのか、三田先生は次のように話しています。

 

  • 描き続けるために絶対に必要なのが、「編集者が乗ってくる面白い企画を立てること」。では、どうすれば面白い企画ができるのか。いくつかあるノウハウのうちの1つが「針の穴」理論である。  新連載の企画というと、大体の人は「大きなテーマ」から入りたがる。例えば今、私は『アルキメデスの大戦』という歴史マンガを『ヤングマガジン』に連載している。時代は、第二次世界大戦開戦前夜。戦争モノの企画を立てるとき、よくあるのが「戦争の残酷さ」といった壮大なテーマを立てて、徹底的に史実を調べて超大作を書こうと意気込むパターンだ。しかし、戦争という大きなテーマを真正面から扱うと、発想の飛躍がなく、案外つまらないものが出来上がってしまう。  私の場合は、「針の穴」理論を使う。大風呂敷を広げるのではなく、針の穴くらい狭いところにテーマを絞り込んで、企画を考えるのだ。

 

 自分にとって「針の穴」は何でしょうか。これはこの先の働き方を考えていく上でもとても重要です。

 ちなみに僕は「先生とタスク管理」は針の穴だと考えています。発想そのものがこの業界にはない。タスク管理の第一人者の方と話したときも、「そもそも考えてもいない人たち」に出会ってもらうだけでも価値があるんじゃないかという話になりました。

 

  • 私のマンガは、「空席」をみつけて成功してきた。 例えば大ヒットとなった『ドラゴン桜』。いまでこそゆとり教育の弊害が叫ばれているが、連載当時は個性を尊重したのびのびとした教育が理想とされていた。そんな〝ゆとり教育全盛時代〟に、あえて主人公につめ込み教育を施し、東大を目指させる設定にした。
  • 「空席」をみつけたら、考える前にまず座ろう。自分のポジションを確保し、あとは本番の中で自分を鍛えていけばいい。「練習してうまくなってから」「準備を完全にしてから」と言っているうちに、何もしないで終わる人は多い。最初はへたでもいい。まずは、一歩を踏み出すことから始めよう。

 

 自分の関わっていることで空席はあるか。。。そういう発想で今やっていることに満足せず、探していくことですよね。

 

 今読んでいるこの本、とってもオススメなのですが、この本を読むと働き方自体を変えていく、考え直していく必要があると思っています。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

  この一冊は衝撃だなぁ。kindleのハイライトが毎ページ引いてしまっている。

自分仕様の先生用ハンコを作ってみよう!

 振り返りジャーナルのことについて、学んでいると、押しやすいコンパクトなハンコが欲しいなぁと思いました。

 

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 金曜日に、「今年度のみんなとの思い出を記念して、作りたいなぁと思っていて、デザイン考えてくれるかなぁ。」とお願いしてみました。子どもたちは喜んでジャーナルに書いてくれました!

 条件は、僕のマーク(3年目にある子が考えてくれたもので、ずっと使っています。)と「見ました」「OK」という文字がいいこと。色々と書いてくれましたよ。

 

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 ほとんどの子のジャーナルにアイディアが描いてありました。こどもたちってこういう企画好きなんですよね。遊び心があるというか、自分たちのクリエイティビティを発揮できるようなもの…

 それが今回形になってハンコになるかもしれないってことで、嬉しそうに描いてくれました。

 

 ハンコはここに注文予定。

www.hankoya.com

 僕が希望するサイズ 19mm × 19mm なんかは、1個1000円程度。今回は2個頼んで送料は500円。ずいぶん価格は下がってきましたね。

 

 僕は、ベトナムで作ってもらったハンコ(現地価格で500円)があるんですけど、実は木彫りでサイズも大きく、いざっていう時に使う感じになってしまっているんですよね。なので日常使い用を今回作ってみます。どうなるのかお楽しみに!

 

 illustratorというソフトを使っているので、そのままデザイン入稿ができます。

www.adobe.com

 

 頼んでから3日以内に届くそうなので、来週中にはできるかなぁ。楽しみ!

【書評】「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営

 

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

 

  素晴らしい一冊でした。ゴリさんとちょんさんの手法だけではなく、考えが色々な部分に触れることができて、幸せな子どもたちのイメージが見えました。

 

 もう10年近く継続して取り組んでいる振り返りジャーナル。

 

 

 

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 でも、この本に書いてあるような失敗例、「あったあった!」と当てはまるなぁと苦笑いする場面がたくさんありました。そのときは冷や汗もんでしたが、今は落ち着いて振り返ることができます。そんなふうに自分の取り組みを客観視できるのもこの一冊のおかげです。

 

 なるほど!と唸った部分を紹介していきます。

 

  • 人は振り返りで成長する
    • シーンとした集中した空気を作る
    • 自分との対話を進める
    • 文章化された今日の自分、あの日の自分を俯瞰するから次に活かせることが整理されます。
  • 成長のサイクルを
    • 今日のテーマを設定…テーマがわかると、子どもたちは見通しを持てる
    • 宛先は担任の先生…よき読者はモチベーションになる
    • メタ認知が育つ…トラブルの当事者になると、感情に流されてしまいがち。でも落ち着いてから一歩引いて、自分で振り返る体験を積み重ねます。メタ認知を鍛える。
  • 担任の先生の安心感
    • 無条件のOKを感じると子どもたちは安心して力を発揮できるようになる。
    • 逆に担任の先生がわかってくれないと、過剰に反応する。

 

 「何のための振り返りジャーナルだっけ」とよく自分に問いかけるのですが、成長のサイクルである「振り返り」を促すものであり、先生からすると子どものことがわかるアンテナの役割をしています。

 僕は毎朝、宿題提出の際のハイタッチと、帰りの会の後のジャーナルを出してのハイタッチで、今年度子どもとのつながりを創ってきました。この2つで1日に必ず全員に2回関わるっていうこと、僕は何よりも大切だと考えています。

 

  • 1日1ページはルール。書けていないのも大切な情報だし、時折たくさんの量を書く日もある。どんなところだと書けるのかなぁ、振り返れているのか、そこから教師が考えるタネになる。

 これは僕は目から鱗でした。ノートを無駄にしないようにそのまま書かせていました。でも1日1ページにすることで、書けるようになったことがわかること、書いてある量が子どもにも先生にもわかること、書いてありとても大切だなぁと思います。

 

  • 一番まずいのが不定期実施。書く日と書かない日があるというのが一番まずく、書くとなると「えー」の声が!
  • 実施が難しいクラブの日などは工夫しよう。
  • 忙しいから3分で書いてもダメ、適当に書いてOKという体験は、活動を形式的なものにする危険性がある。
  • 宿題にもしない。

 耳が痛い。あー痛い。あるあるです。振り返って次に生かそう(笑)

 

  • 1ページで1箇所か2箇所が基本。あいづちのように書く。
  • 問題をフィードバックで解決しない。軽く書いて直接のコミュニケーションで寄り添う。
  • 評価をよくするフィードバックも×。はなまるを避けよう。
  • 深刻になりすぎない暖かいコミュニケーション。子供の指摘に笑って答えられるくらい。

 

 このフィードバックのコツも大変勉強になりました。

  • 書けない子へのアプローチ。
  • 失敗体験から学ぶこと。
  • グッドモデルの掲示。
  • 学年での取り組み。
  • 問いのガイドを使う。

 

 上のようなことも書かれており、そこからは色々なアイディアをもらい、ワクワクしてきます。学校の日々のことがジャーナルでつながっていく。毎日の積み重ね、続けていこうと思います。

 

 何よりも学んだこと、それは「テーマ設定」です。割と自由に書かせることが多く、最初のプリントさえ配っていけば、まずまず書けるようになったことに満足してしまっていました。形骸化へ一歩間違えば今年も向かっていたのかもしれません。

 

 今年度の子供たちとは、後2週間、それでもこの本を読み始めてから、子どものジャーナルにも変化が出てきました。

 

 年間を通じて、毎日のテーマを設定しながら、こどもたちの振り返りの思考経路を繋いでいくサポートをする。また次年度も同学年で一緒に進めていこうと思います。

 

 僕がこの本を持った時に感じたのは「結構分厚いなぁ!」ということ。内容もしっかりと詰まった素敵な一冊でした。

【告知】上條先生と鈴木先生をお呼びして、講座を開きます!

 僕が仲間と主催している学びの会に東北福祉大学教授上条晴夫先生、インプロパークから鈴木聡之先生をお迎えして、インプロとリフレクションのワークショップを開催します。

www.kokuchpro.com

 

 上條先生といえば…僕が初任の頃、学習会でお見かけしたこともあるのですが、それ以外だとやはりこちら。

 

 

 僕はコルトハーヘンさんのリフレクションについては、この本の学びが大きかったのですが、もう売っていないんですね。超良書です。

 

 リフレクションという面で以前からお話ししたかった上條先生が横浜にやってきます!うーん今から楽しみすぎる。

 

 僕らの会に初めての参加でも全く問題ありませんので、先生の方、先生を目指す方、インプロ、リフレクションに興味がある方…お待ちしております。