先生の働き方Design研究所

学びや環境、つながりをデザインすることが好きで、先生の楽しい働き方について考えるブログです。

自分仕様の先生用ハンコを作ってみよう!

 振り返りジャーナルのことについて、学んでいると、押しやすいコンパクトなハンコが欲しいなぁと思いました。

 

aosenn.hatenablog.com

 

 金曜日に、「今年度のみんなとの思い出を記念して、作りたいなぁと思っていて、デザイン考えてくれるかなぁ。」とお願いしてみました。子どもたちは喜んでジャーナルに書いてくれました!

 条件は、僕のマーク(3年目にある子が考えてくれたもので、ずっと使っています。)と「見ました」「OK」という文字がいいこと。色々と書いてくれましたよ。

 

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 ほとんどの子のジャーナルにアイディアが描いてありました。こどもたちってこういう企画好きなんですよね。遊び心があるというか、自分たちのクリエイティビティを発揮できるようなもの…

 それが今回形になってハンコになるかもしれないってことで、嬉しそうに描いてくれました。

 

 ハンコはここに注文予定。

www.hankoya.com

 僕が希望するサイズ 19mm × 19mm なんかは、1個1000円程度。今回は2個頼んで送料は500円。ずいぶん価格は下がってきましたね。

 

 僕は、ベトナムで作ってもらったハンコ(現地価格で500円)があるんですけど、実は木彫りでサイズも大きく、いざっていう時に使う感じになってしまっているんですよね。なので日常使い用を今回作ってみます。どうなるのかお楽しみに!

 

 illustratorというソフトを使っているので、そのままデザイン入稿ができます。

www.adobe.com

 

 頼んでから3日以内に届くそうなので、来週中にはできるかなぁ。楽しみ!

【書評】「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営

 

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

「振り返りジャーナル」で子どもとつながるクラス運営 (ナツメ社教育書ブックス)

 

  素晴らしい一冊でした。ゴリさんとちょんさんの手法だけではなく、考えが色々な部分に触れることができて、幸せな子どもたちのイメージが見えました。

 

 もう10年近く継続して取り組んでいる振り返りジャーナル。

 

 

 

aosenn.hatenablog.com

 

 

aosenn.hatenablog.com

 

 

aosenn.hatenablog.com

 

 

 でも、この本に書いてあるような失敗例、「あったあった!」と当てはまるなぁと苦笑いする場面がたくさんありました。そのときは冷や汗もんでしたが、今は落ち着いて振り返ることができます。そんなふうに自分の取り組みを客観視できるのもこの一冊のおかげです。

 

 なるほど!と唸った部分を紹介していきます。

 

  • 人は振り返りで成長する
    • シーンとした集中した空気を作る
    • 自分との対話を進める
    • 文章化された今日の自分、あの日の自分を俯瞰するから次に活かせることが整理されます。
  • 成長のサイクルを
    • 今日のテーマを設定…テーマがわかると、子どもたちは見通しを持てる
    • 宛先は担任の先生…よき読者はモチベーションになる
    • メタ認知が育つ…トラブルの当事者になると、感情に流されてしまいがち。でも落ち着いてから一歩引いて、自分で振り返る体験を積み重ねます。メタ認知を鍛える。
  • 担任の先生の安心感
    • 無条件のOKを感じると子どもたちは安心して力を発揮できるようになる。
    • 逆に担任の先生がわかってくれないと、過剰に反応する。

 

 「何のための振り返りジャーナルだっけ」とよく自分に問いかけるのですが、成長のサイクルである「振り返り」を促すものであり、先生からすると子どものことがわかるアンテナの役割をしています。

 僕は毎朝、宿題提出の際のハイタッチと、帰りの会の後のジャーナルを出してのハイタッチで、今年度子どもとのつながりを創ってきました。この2つで1日に必ず全員に2回関わるっていうこと、僕は何よりも大切だと考えています。

 

  • 1日1ページはルール。書けていないのも大切な情報だし、時折たくさんの量を書く日もある。どんなところだと書けるのかなぁ、振り返れているのか、そこから教師が考えるタネになる。

 これは僕は目から鱗でした。ノートを無駄にしないようにそのまま書かせていました。でも1日1ページにすることで、書けるようになったことがわかること、書いてある量が子どもにも先生にもわかること、書いてありとても大切だなぁと思います。

 

  • 一番まずいのが不定期実施。書く日と書かない日があるというのが一番まずく、書くとなると「えー」の声が!
  • 実施が難しいクラブの日などは工夫しよう。
  • 忙しいから3分で書いてもダメ、適当に書いてOKという体験は、活動を形式的なものにする危険性がある。
  • 宿題にもしない。

 耳が痛い。あー痛い。あるあるです。振り返って次に生かそう(笑)

 

  • 1ページで1箇所か2箇所が基本。あいづちのように書く。
  • 問題をフィードバックで解決しない。軽く書いて直接のコミュニケーションで寄り添う。
  • 評価をよくするフィードバックも×。はなまるを避けよう。
  • 深刻になりすぎない暖かいコミュニケーション。子供の指摘に笑って答えられるくらい。

 

 このフィードバックのコツも大変勉強になりました。

  • 書けない子へのアプローチ。
  • 失敗体験から学ぶこと。
  • グッドモデルの掲示。
  • 学年での取り組み。
  • 問いのガイドを使う。

 

 上のようなことも書かれており、そこからは色々なアイディアをもらい、ワクワクしてきます。学校の日々のことがジャーナルでつながっていく。毎日の積み重ね、続けていこうと思います。

 

 何よりも学んだこと、それは「テーマ設定」です。割と自由に書かせることが多く、最初のプリントさえ配っていけば、まずまず書けるようになったことに満足してしまっていました。形骸化へ一歩間違えば今年も向かっていたのかもしれません。

 

 今年度の子供たちとは、後2週間、それでもこの本を読み始めてから、子どものジャーナルにも変化が出てきました。

 

 年間を通じて、毎日のテーマを設定しながら、こどもたちの振り返りの思考経路を繋いでいくサポートをする。また次年度も同学年で一緒に進めていこうと思います。

 

 僕がこの本を持った時に感じたのは「結構分厚いなぁ!」ということ。内容もしっかりと詰まった素敵な一冊でした。

【告知】上條先生と鈴木先生をお呼びして、講座を開きます!

 僕が仲間と主催している学びの会に東北福祉大学教授上条晴夫先生、インプロパークから鈴木聡之先生をお迎えして、インプロとリフレクションのワークショップを開催します。

www.kokuchpro.com

 

 上條先生といえば…僕が初任の頃、学習会でお見かけしたこともあるのですが、それ以外だとやはりこちら。

 

 

 僕はコルトハーヘンさんのリフレクションについては、この本の学びが大きかったのですが、もう売っていないんですね。超良書です。

 

 リフレクションという面で以前からお話ししたかった上條先生が横浜にやってきます!うーん今から楽しみすぎる。

 

 僕らの会に初めての参加でも全く問題ありませんので、先生の方、先生を目指す方、インプロ、リフレクションに興味がある方…お待ちしております。 

若者がICTを使うものの、その目的は「消費」なのか。

面白い記事をイケダハヤトさんのブログで発見。

 

www.ikedahayato.com

 

情報発信者の舞田俊彦さんのツイートにたどり着きました。

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どううまく使うかですね。僕も6歳までに娘に使える物をもたせたいと思っています。

ゲームやるもんじゃなくてね。ipadproかなぁ。

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 ほんと使っていないんだよな、日本人。スマホで十分?

 うちのクラスの子も、LINEやマイクラに一生懸命…。大丈夫か?消費者一直線じゃないか。

 でもイケダハヤトさんもかいているように、「消費」には十分機能を発揮するスマホも、「生産」には向いていない。やっぱり生産にはパソコンです。どんどんスマホタブレットでも生産できるようになってきているとは思いますが…

 

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 このグラフで、いかに日本人の若者が「生産」とは遠いかがわかる。

 

 大きい家に住み、高い車を買い、美味しいものを食べ…「どう消費するか」という時代はもう終わりですよね。平日めいいっぱい死ぬほど仕事して、休日に無茶苦茶、消費する…そういう働き方を変えていかないといけません。

 

 

 

aosenn.hatenablog.com

 

 セミナーに通って学ぶのも、学ぶ意欲なのかどこからかくる不安なのか、見極めないといけません。高いお金を払って学ぶことは大事、でも消費する側から生産する側へ。主催する方へ進んでいきたいなぁと思います。

 

 と、いうことで仲間と主催する学習会。こちらも是非お願いします。

 

www.kokuchpro.com

 

 

マンモスパウワウ2017に参加します!

mammothschool.com

 

 僕の大切な友人、トミーと家族ぐるみでアウトドアフェス「マンモスパウワウ」に参加してきます。これはすごーく楽しみで、うちの娘も今からワクワクしています。

 

 2日間、いろいろな企業がワークショップを行いながら、野外ライブあり、子どもの遊び場ありの楽しい企画のようです。

 協賛企業だけ見ても、ワクワクしちゃいますね。

 

【マンモスパウワウ 協賛企業】

 

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 今年もキャンプをしたり、登山泊をしたり、アウトドアに明け暮れます。

 

 何より先生の仕事とアウトドアって相性がとってもいい。アウトドアの洋服が普段の仕事着になるのもいい。

朝のサークルは笑いに包まれて進んでいきます

 昨日の朝は、「前日納得いかないことがあった」とジャーナルで話していた子と日向ぼっこしながら、じっくりと話を聞いていました。集会が終わっての朝の会の時間。タワーボールでの出来事だったけど、その子がよく話してくれて、前に進むことができました。


 教室に戻ると、「先生遅いんだから、話し合いしちゃってるよ!」の声が。

 この日は集会だったので、本当はいつも話し合いはないのですが、みんなで考えてスタートしていました。

 今日のペア作り…○○さんがいないから、一緒にやっておこう。
 今日のめあては「ーーね、よろしく!」
 「先生来ないから話し合いやっちゃおうか」、今日の話し合いたいことは、「○○以外の必殺技が欲しい。」と女の子の面白い子からの提案。鉄棒がないとできない技じゃなくて、もっといつでもできる必殺技が欲しいんですと(笑)ワイワイしながら話していましたね。。。

 

 深刻ではないけれど、相手に寄り添って話を聞き終えた後だったので、思わず笑っちゃいました。朝のサークルはそうやって自分たちで進んでいくので、僕はニコニコしながら座っています。

 そうやって何かあった時も安心してこの時間に連れ出すことができます。


 「4−1ありがとう会」の企画も、自分たちでガシガシ考えて、進めている模様。素晴らしい!

 

 本当にクラスの姿として、「育ってきたなぁ」と実感しています。新しい学校2年目でようやくここまで。

【書評】直木賞受賞作「蜜蜂と遠雷」を読んでみたよ。

 素晴らしい一冊でした。2016年度、小説で自分の中では間違いなくナンバー1。

 

 

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

 

  僕は司書教諭の方に借りたのですが、分厚さに閉口して、kindleで買い直しました。そのときフェアー中で実質700円でした。

 

 若手の登竜門とされる日本開催のコンクールに、日系の天才青年、若き日に音楽から離れた伝説の少女、そして弟子を取らないと言われた音楽家が亡くなる前にこのコンクールに送り込んだ天才的な少年。3人が中心となってコンクールの様子が描かれています。

 

 音楽をあまり知らない自分であっても、その心情の描写、ストーリーの展開にすっかり惹きこまれてしまいました。クラシックを聴いてみたくなる、音楽とともに生きたくなる…そんな一冊です。

 

  • 音楽は素晴らしい、あたしは音楽に一生関わっていくのだとうそぶきながらも、実際にやっていることはその逆だった。音楽に甘え、音楽を舐め切り、ぬるま湯のような音楽に浸かっていた。ここにいれば楽だとばかりに、音楽と馴れ合っていたのだ。自分は違うと思いながら、音楽を楽しむことすらしていなかった。  考えれば考えるほど、冷や汗が浮かんでくる。
  • 音楽を作る。自分の中に構築する。  かつて、幼い頃には自然にやっていたシミュレーション。ずっと開けるのを忘れていた引き出しを、何気なく引っ張って開けたような奇妙な感覚だった。  こんなに簡単なことだったんだ。  亜夜は気抜けした。  あたしはこうする。こうしたい。こんなこともできる──  ああ、こんなふうにやっていいんだ。呼吸するように当たり前に、音楽を作っていってもいいんだ。  そうストンと腑に落ちる感覚を味わい、亜夜は全身が軽くなったような気がした。  音楽には歴史としがらみもあるけれど、同時に常に更新されるべき新しさも内包している。それは自分で見つけていけばいい。誰におもねることなく、考えていけばいい。そして、自分の指で実践していけばいいのだ。  不意に、目の前が開けたような錯覚を覚えた。  舞台の上から、亜夜に向かってさあっと風が吹いてきたみたいだった。  続けていける。あたしは、これからも音楽を続けていける──  そんな確信があった。
  • それは、これまでにない確信だった。意気込んで「やってやる」という気負いでもなく、「そうなればいいな」という希望でもなく、ただ当たり前にそうなるという確信。  なんという安らかな感覚だろう。  なんという穏やかな心地だろう。  亜夜はその不思議な感覚をじっと嚙みしめていた。
 

 音楽に熱心に取り組んできた妻は、涙なしでは読めないそうです。本当にオススメしたい素晴らしい一冊でした。

 

 ちょっと前にこちらも読んでいいなぁと思ったのですが、それを上回ります。

 

羊と鋼の森

羊と鋼の森